職場で掃除をしていると、先輩に「そんなにきれいにしなくていい。どうせ汚れるんだから」と言われたことがありました。初めてのことではなく、どの会社どの職場にもそういうことを言う人は居ました。
その言葉は本人のやる気を削ぎます。きれいになる可能性も捨ててしまいます。
だから、鍵山さんが掃除
...続きを読むなんかと馬鹿にされても挫けずその姿勢を貫き通したことに深く感動しました。
頁69〜には、人生の教科書にしたい鍵山さんのお言葉がありました。
「掃除をするとき、上を向いて掃除する人はいません。掃除は必ず、下を向いてしなければできません。つまり、掃除をする形そのものが謙虚な姿だといえます」
「人が人に感動するのは、その人が手と足と身体を使い、さらに身を低くして一所懸命取り組んでいる姿に感動する。とくに、人のいやがるトイレ掃除は最良の実践です」
「小さなことに感謝できない人は、小さな苦しみや悩みを大きく受け止める傾向があります。反対に、小さなことに感謝できる人は、大きな苦しみや悩みを小さく受け止めることができるようになります」
職場でお手本にできるような人がいないだけに、鍵山さんの言葉が心の奥まで染み渡りました。頑張りが無駄にならず、鍵山さんのように同じような理解者が周りに増えてくることを願って美しい生き方をしていきたいと思います。