貴水玲の作品一覧

あっという間に全巻読破。久々に読書＆ドラマのような展開で5巻とも楽しく読めた。
「義母と娘のブルース」に出てくる義母のようなザ真堅物な梓咲が、きらら保育園で出会った子供たち・同僚たちとの交流、トラブルを経て徐々に成長していくストーリー。

子供ってかわいいんだろうけど、ワガママですぐ泣くし子育ても大変そう…。どんどんと母になっていく周りの友人を見てそんなイメージを持ってたけど、保育士という立場、しかも無理な人事により急に保育士になったコワモテの梓咲の奮闘っぷりに励まされる気持ちでした。

彼方・めぐるとの出会いを通じた成長も、見ていてキュンキュンしました。
これで完結なのが寂しい！！！！
時期...続きを読む作も楽しみにしています。

綿打事件、どの業界にも焦りからか人を出し抜いたり良いとは言えない方法で出世を狙う人はいるのだなと思った。
栞莉がめぐるに母であることを明かさなかったのは、ある意味実母としての最後の優しさだったのかもしれない。本当はめぐるの姿を見て、話すことで大きくなったことへの感動や逃げ出してしまったことの後悔など溢れる想いがあったのではないかと思う。

くるみ先生は見てみてハラハラするけど、私としては社会人としてまだまだ足りない点を痛感している自分を見ているようで応援したくなります。
周りとうまくやる、チームワークを大切にする。これって結構難しいことだと思います。仕事への取り組み、という点でも読んでいて気付かされたり励まされたりする節が沢山ありました。

樹里奈が無理やり押し付けてくる現場を無視した業務改善計画に太刀打ちできるのか…途中はかなりヒヤヒヤした。シリーズ1の強敵だったかもしない…。最後、きららスタッフ・保護者・子供たちが一致団結して梓咲を守る姿には感動しました。

久能部長をコテンパンにやっつけたところがスカッとしました！
マニアックな資格がたくさん出てきて読んでいて面白いです。ゆき先生みたいな先生、いたらたくさん甘えちゃうんだろうな…