作品一覧 2023/03/31更新 0系新幹線運転台日記 試し読み フォロー 東海道新幹線 運転席へようこそ(新潮文庫) 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> にわあつしの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 東海道新幹線 運転席へようこそ(新潮文庫) にわあつし 自分が運転士になったような臨場感! 元新幹線運転士の著者の筆致が、私を運転台にいるような感覚にさせてくれた。0系では停止位置に止めるブレーキ操作にドキドキし、N700Aでは先行車の情報を得ながらマスコンのノッチ操作に気を配る煩わしさ。どちらも東京・新大阪間を下り・上りする情景を描くが、やはり0系に紙...続きを読む幅を割くのは著者の思い入れが強いからだろう。大阪万博に行くために0系に乗ったのが3歳くらいの時だったな~ Posted by ブクログ 東海道新幹線 運転席へようこそ(新潮文庫) にわあつし 元・新幹線運転士による、東海道新幹線運転にまつわるよもやま話。往路は昭和50年代の0系、復路は最新型N700Aの運転台を舞台とした構成で、運転業務そのものへの興味もさることながら、往時と現在の環境の変化もうかがい知れて非常に面白いです。何せ、冒頭の運転台写真からして、0系には灰皿付いているんだから(...続きを読む驚)。 食堂車からコーヒーが運ばれてきたり、運輸指令に啖呵を切ったり、何より「ひかり」は2人乗務だった国鉄時代の新幹線。それに比べるとN700Aは運転室への入室を皮切りに何もかもがシステマティックだけど、30秒の遅れも許されない。なんとも世知辛いですが、新幹線に限らず、これが今の日本の世相なのでしょう。 でも多分、往時運転台で交わされていたのはこんなウンチク話ではなく、「今日、どこに飲みに行く?」なーんてたわいもない会話だったのでしょうねえ(笑)。 Posted by ブクログ 東海道新幹線 運転席へようこそ(新潮文庫) にわあつし 元運転士の著者が、新幹線の運転台に読者のあなたをご招待。 列車の運転士、添乗の運転士、車掌、ワゴンサービスのお姉さんなどなどいろんな人が運転台に登場し、楽しくしかし緻密に新幹線の運転が繰り広げられます。 東京から新大阪、行きは0系、帰りはN700Aで。車両の移り変わりだけでなく、会社や職場の雰囲気、...続きを読む運転という仕事そのものが時代によりどう変化してきたかも感じられる一冊。プロだから描ける展開、楽しめる一冊です。それにしてもやっぱりポッポ屋の会話のネタはいつの時代も変わらないなあ。 Posted by ブクログ 東海道新幹線 運転席へようこそ(新潮文庫) にわあつし 東海道新幹線は昭和39年に開業して以来50年、日本の大動脈を走ってきた。 新幹線も0系からN700Aという機種に変わり、速さや乗り心地、時間などが変わっている。 東海道新幹線元運転手の筆者が運転手時代にさかのぼり乗務したある日の東京から新大阪までを旅情や同乗運転手との会話を交え進めていく。 帰りは...続きを読む現代で0系を運転したことのある運転手と仮定して最新型に乗り新大阪から東京まで行く。 東海道新幹線の列車基礎知識も本文中で紹介がある。 東海道新幹線…実は僕は完乗したことがありません。 でも言えることは日本の大動脈。 その裏側でこんなことが起きているとは… いまの新幹線に乗ってこの本を読むと一層面白いと思います。 新幹線の旅を楽しんでください。 Posted by ブクログ 東海道新幹線 運転席へようこそ(新潮文庫) にわあつし 元新幹線運転士が、あなたを運転台にご招待。まずは、35年前の東京駅から初代0系「ひかり」号で出発。懐かしのエピソードやウラ話を耳に傾けつつ、桜咲く東海道をご一緒に。往路は現在の新大阪駅より、最新型N700A「のぞみ」号で発信します。日本が誇るハイテク装備やプロフェッショナルから見た車両発達史など、初...続きを読む公開の話題も満載。どなた様も、お乗り遅れなさいませんように!(平成26年刊 文庫書き下ろし) 著者は、国鉄民営化直前まで、新幹線の運転士を勤めたという。退職後はライター。本書の0系部分は実体験を基に、700系部分は、取材を基に描かれているというが、元運転士ながらのリアリティーを感じる。まるで、新幹線を運転しているようで楽しい。また、業界人ならではの裏話も知ることが出来るのが嬉しい。 両者を比較すると、国鉄時代とJR時代では雰囲気が異なることに気づく。技術の進歩に伴い、合理化が進んでいるのを感じた。 鉄道ファンにオススメの1冊と言える。 Posted by ブクログ にわあつしのレビューをもっと見る