ユーチューブでも絶妙なトークを披露している有名脱北者の人だが、北では作家だったのか。北朝鮮の作家という職業がどういうものなのかも興味深いが、帰国者が作家となったのは稀有なケースであることは間違いなかろう。脱北者も今や千差万別だが、そのネイティブな日本語も相まって、北朝鮮臭も脱北者臭も全く感じさせない
...続きを読む。第三者には図りし得れない経験をしてきたことは確かだろうが、韓国でも北朝鮮でも上手く生き延びる術を身に付けているのは生まれながらの異郷人として培ってきた知恵であろう。「総連屋」というフレーズが度々出てくるが、今、運動が掲げられている朝鮮学校の件など、総連フロントの運動に加担している「リベラル」とか「反差別界隈」は総連を免罪どころか、罪の存在すら認めていない。総連屋が北朝鮮の実態を分かりながら、尚も生き地獄を看過しているのは日本の支援者のサポートが大きい。帰国者が北朝鮮で日本を拠り所に生きるというのは日本の反差別運動にとっても皮肉な話である。