吉田唯の作品一覧

「吉田唯」の「神代文字の思想」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 神代文字の思想

    Posted by ブクログ

    神代文字で書かれたホツマ文献を真面目に解読した本。と言っても、ホツマ文献が江戸時代に書かれたものであり、江戸時代の人々が何を考えてこれを書いていたかを読み解いている本です。なかなかおもしろかった。

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    2018年07月24日
  • 神代文字の思想

    Posted by ブクログ

     著者は神代文字は古代文字ではないという立場でありながら真正面からホツマ文献の研究をしている。ストーリの面白さや和歌史、思想史の観点から興味深い内容であるからであるという。たしかに記紀にはない独自の世界観があり一貫した思想を感じ取ることもできる。また、偽書の類であっても古文書であることは間違いなく、また、その成立過程や意図を追うことで当時の思想や物の見方、あるいは流行を知る手がかりになるのである。そのような視点でて見れば、ホツマ文献に限らず様々な古代史文献を偽書と切って捨ててしまうのは非常にもったいない。まだまだ研究の途上とのことだが、いずれ大きな成果が得られることを期待したい。

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    2018年07月21日
  • 神代文字の思想

    Posted by ブクログ

    神代文字文献の神話や思想、特に『秀真政伝紀』をはじめとするホツマ文献の神話についてを解説した本。近世期までの神道説・歌学との繋がりからホツマ文献の神話を紹介し、その思想的背景を読み解く。
    本書は、古史古伝として知られる神代文字文献の一種、所謂ホツマ文献の神話世界を紹介し、神代文字の生まれた背景を考察した書である。ややもするとオカルトチック・陰謀論的な視点から語られがちな神代文字ではあるが、本書はこれを近世期のまでの諸学の集積体として学術的に解説している。即ち神代文字文献(ホツマ文献)の中に登場する用語や思想が、神仏習合思想に基づく神道説や歌学の古今伝授に由来していることを著者は指摘するのである

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    2018年09月18日

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