科学的に、文献に基づいてという点で信憑性があり、さらに最初に、まずは遺伝子、そして環境で形成されるということで、納得させられる。親の性格診断もwebから手軽に判定でき、より合ったアドバイスがもらえる。
・ご褒美があると発想力もなくなり、好きだったことも好きでなくなってしまう。
・プリント学習でご褒
...続きを読む美をやるような、楽しくないからやりたくないことをご褒美で釣るのはもっと危険。指示待ち人間になる。→楽しくするにはどうしたらいいか
・夫婦ゲンカをすると子供の頭が悪くなる。
・母=自分、父=他人で、初めて出会う他人である。両親の関係から他人への接し方をそこで覚える。母が父を尊重すること。
・母=安定、安心の象徴、父=冒険、非日常の象徴。
・「お父さんは立派でなければならない」…子供が最初に目指す模範が父
・お父さんは子供とキャンプに行こう
・親からの評価=こどもの自己評価。つまり、「あなたは時間を守る子ね」といいつづけると、そうなる。
・なぜ、と聞かれたら「なぜだろうね。不思議だね。」…親の回答を丸暗記するより、考え,想像する面白さに気づく方が100倍大切。
・キッチンこそさいこうの科学実験室。計量によって算数好きにも。
・子供に暴言を浴びせると、子供の脳に障害が生まれてしまう。
・怒らないこと。3秒待ってみたり、深呼吸したり、コントロールすること。
・マズロー…人間の欲求は5段階に分かれており,さらに欲求は基本的なものから順番に生まれて,それが満たされたら次の段階の欲求が生まれてくる。
1段階目 食事をした、眠りたい,などの生理的欲求
2段階目 守られたい,安全に過ごしたいなどのあんぜんよっきゅう
3段階目 友達が欲しいという社会的欲求
(ex)新しい場所にいくと親の後ろに隠れたりする。これは2段階目の安全欲求が満たされていないから。こういうときは親は安全基地となって安全欲求を満たすこと。
4段階目 認められたいという承認欲求
ここをクリアするかどうかが最後の「自己実現欲求」にたどり着くかをきめるので大事になる。
5段階目 自己実現欲求
ここまで到達してやっと「もっと知りたい!」になる。
よそのこと比べているうちは5段階目に到達しないので、ありのままを受け止めてあげること。
・眠ることの重要性
・推奨睡眠時間…1歳から2歳:11−14時間 3歳から5歳:10から13時間
・夜7時から翌朝7時までの睡眠時間が10時間程度確保できていることが大切
・夜寝10時間以上を守れるように、子供の睡眠時間を軸に生活をくみたてるように意識すること。
・昼寝で夜眠れないのは本末転倒。4歳、遅くとも5歳までにはなくすこと。
・理想の寝つきのために、寝る前の1時間は部屋を「ちょっと暗め」に設定しよう。(80ルクス以下でメラトニンは分泌される。)
・寝る直前位スマホを見せるのは絶対やめる
・頭のいい子に育てるために意識するべき特に大切な3つの栄養素
1。タンパク質 2。DHA 3。鉄
1タンパク質
幼児期から対策が必要と言われるせいかつしゅうかんびょうのリスクを少なくする食べ物が、納豆や豆腐などの大豆。
2DHA
脳を作る材料。小鉢にシラス、じゃこ、桜エビをいつもちょっとふりかけてみよう。
3鉄
青のりは小さじ1杯でほうれん草半たばぐらいの鉄分を含んでいる。これで3歳から5歳までが1日に接種したい推奨の量の3分の1弱になる。
・ゲーム機やスマホで遊びすぎると、自ら勉強する子に育たない。
なにもあそぶものがないとっきに楽しく過ごせる力があるほど、幸せな一生を送れる。
・幼少期に欲求をコントロールできるかで、そのごの学力や健康まで決まる。
・ゲーム機が子供の脳を破壊する。
依存症になる…アルコールや薬物と同種
・自制心が未発達な子供にとって「ゲームは時間を決めてしよう」=覚醒剤乗用者の「覚醒剤は量を決めて使おう」ぐらい難しい。
・頭のいい子に育てるためには,幼少期にゲームを買ってあげることは控える。
・質の高い遊びに夢中になることが大事
1。想像遊び(ごっこ遊び)
2。受容遊び(絵本など)
3。機能遊び(走る、跳ぶ)
4。創造遊び(お絵描き、積み木)
・子供を絵本嫌いにするタイプのお母さんは、子供が絵本に集中しないと「ここに座って」「本を半分持って」と絵本に集中することを強要していた。
「子供が集中してじっと座っていなくも,てお母さんが1人で声を出しながら,楽しそうに読んでいるだけでも十分
・1人読みが始まってからは、1人ではまだ読めないような、絵が少ない本をたくさん読んであげること。9歳までは一緒に本を読んであげる。
・外で運動すればするほど、頭は良くなる
・想像力を育むために、正確に書くことは教えない。
知育ドリルに集中させる方法
・大人の助けがあればできるレベルと、自分1人でできるレベルの間の領域を「発達の最近説領域」…発達の際近接領域は,上手にできる大人たちが上手に働きかけることで顕在化する。
・知育ドリルでお絵描きや積み木で培った空間認知能力をさらに伸ばすことができる。3歳の子供にとって、一日10分の知育ドリルはまさに「発達の際近接領域」への働きかけ。
・生活や遊びの中で当たり前にできることをドリルでもやってみるのが効果的。
積み重ねが小学校に入ってべんきょうが本格化するときに楽しむ土台を作る。
・幼児にとって説明されてもわからない問題は,遊びなどの具体的な経験が足りていない。
知育好きにする仕掛け
1。簡単にできる
①1歳年下向けの知育ドリルから始める
②子供がやりたい量以上はやらない
2。自分で選べる,決められる
①知育ドリルを買うときは、子供に選ばせてあげる。
②どの問題を解くかも、子供に選ばせてあげる。
絶対言っては行けない「集中しなさい!」
楽しく取り組めるかどうかが大事
解けるようにする方法
1。絵本を読むように解くところを見せてあげる
2。知っていることに繋げてあげる
3。子供に問題を作ってもらう
・ひらがなは小学校入学までに。…ある時期からとても興味を持ち始める。
・子供の独り言は思考の始まり
・数を生活の中で教える
・音楽こそ,頭にとって最高の栄養素である。
・英語は何歳からでもバイリンガルになれる。そんなことより日本語を上達させることが必須。
・小学校3年生までに
1アルファベットを覚える
2英語の絵本を楽しむ
3フォニックスを身につける
習い事について
・自己決定感…自分で決めた,と思わせる。
・有能感…習い事は親が得意なこと、好きなことを選ぼう(親が得意なことに幼児期から取り組むことは、その才能が開花する可能性がとても高い)
・受容感…習い事は家族全員で真剣に取り組もう
・主体的な遊びのために、習い事は週1日,多くて2日に留めることが大切。
全体的に共感できる内容が多かったが,英語の何歳からでもバイリンガルになれる、というのはなかなか信じられない。大人になってからバイリンガルになろうと思えばなれるかもしれないが、幼少期から始めるに越したことはないと思われる。
取捨選択しながら取り入れていきたい。