あまり意識していなかったけど、レオナルドが少しリアルに感じられるようになった。実在の人だったんだというリアリティを持てたというか。
初めから超人だったということでもなくて、でも俯瞰の視点を持って、今も人を魅了する絵を描ける人。
しかし、絵描きというより研究者?という側面もあったんだろう。
この本の
...続きを読む内容は半分も理解できなかった...(論文叢書のつもりで書いたって言うから仕方ないよね!)が、ダヴィンチ研究者は彼以上の知識を持たないといけないから大変だね笑
結局、モナリザ=ジョコンダ夫人の正体は、理想のお母さんだって。全ての母性を象徴する肖像〈空想の肖像画〉マニフィコ(ジュリアーノ・デ・メディチ)のウルビーノ時中の恋人(エリザベッタ公妃の侍女とか?ジョバンニ・アントニオ・ブランダーニの娘パチフィカ)で、イッポーリト・メディチの母たる女性を妄想で描いたもの。で、同時期に描いていたジョコンダ夫人の名前で通称呼ばれていたのでは?と言うことらしい。
なるほどねー。
絵描って言うよりもっと違うことを考えてる人って感じだなぁ。渡辺崋山とか山岡鉄舟みたいな?本業別だけど、絵も上手い人みたいな。けど、本業がかかなあ。うーん。
人嫌い?ってイメージもあったけど、わりと親切な人っぽい気もしてきたな。
「立派に費やされた一生は快い死をもたらす」
・スコラ自然学
・アルベルトゥスの大地理論
・ザッペリ
・サライ(弟子)
・la honoranda Cortigiana 名誉ある宮廷女性
・ジョコンダ夫人=リーザ夫人=フランチェスコ・デル・ジョコンド絹商人(高利貸)
著者は、師匠から「文献、資料は恋人からの手紙のような気持ちで読みなさい。テーマを徹底して掘り下げなさい。そこを突き抜けたら普遍的な発見になるから。」って、自由な学風で海に突き落とされて自力で泳ぎを覚えさせられたので、自分の目で正しいと思うものを選べるようになったと思う。って。共感。今は簡単に二次資料?触れることができるから要領よくできることが多くて、それが是のようにも思うけど、本当にそれでいいのかな?とも思うよね。遠回りだって、いいし、その方が土台がしっかりしててよりよいような気もするのだ。