大きな夢を掲げることや、社会的意義を共有し人々のモチベーションを作ることの重要性が書かれていた。大きく無謀な目標と、小さく現実的な目標、目標自体の難易度は前者のほうが高いはずなのに、人がついてきた結果、前者のほうが実現できる皮肉...と思った。
「皮肉なことに、雇用創出等の短期的な経済価値だけに目
...続きを読むを向けると、商業化は遅れる。逆に、ミッション志向の政策のほうが商業的な波及効果は大きい。商業化を考えない方が、商業化が進むということだ。(月面着陸の副産物として、カメラ付き携帯電話やワイヤレ スイヤホン、マウス、LED 等、現在の生活を取り巻くものは生まれた)」とあった。
JR九州相談役の唐池さんは「世界一」を多用し大きな夢を掲げることで人がついてくる組織を作ったそう。結果、豪華客船『ななつ星』は大成功した。重なるなあ。
大きな夢を掲げることや、社会的意義を共有し人々のモチベーションを作ることの重要性は、今の社会課題解決にも通ずると思う。成長期の『資本主義』とも違い『社会課題』に目が向けられている時代だからこそ尚更。