作品一覧

  • 魔導世界の不適合者 ~魔術学科の劣等生~ (1)
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    通称・魔術――【魔導機術】システムが発展している【イグニアス】世界において、少年は世界で唯一『魔術が使えない』劣等生であった。  一般人でも規格化されている汎用魔術を扱えるが、オリジナル魔術を扱える専門職は近代魔術師と定義された。大別して戦闘系魔術師(ソーサラー)と魔術系技能職(ウィッチクラフター)である。かつての古代魔術師(メイジ)とは、別のカテゴリとなる技術職で研究者だ。  特に、戦闘用魔術を疑似OS化して常駐起動させた【基本形態】を操れる【ソーサラー】は、エリート中のエリートである。  そして、魔導社会を支える【魔導機術】の技術と利権を独占しているのが、超財閥である堂桜一族。一般家庭の一人息子であったはずの彼――堂桜統護は、その堂桜財閥の御曹司として『この世界』に、何故か存在していた。  妹を名乗る美少女、淡雪と共に統護は魔術の名門校――【聖イビリアル学園】の魔導科二年に通学する事となる。  魔術が使えない彼の蔑称はズバリ、劣等生。魔術用【DVIS】を破壊してしまう統護の異常(魔力)は《デヴァイスクラッシャー》と呼ばれた。  不遇の学園生活を送る統護の前に、次々と強敵と試練が立ち塞がる。  彼は《デヴァイスクラッシャー》を駆使し、戦闘系魔術師と戦っていく。果たして〔魔法使い(ウィザード)〕としての正体と真実を隠しきり、淡雪を守り通すと共に、この魔導世界の謎を解き明かせるのか?  空前絶後のスケールで贈る、〔神〕が用意した平行世界を舞台に繰り広げられる戦闘系魔術師(ソーサラー)達の現代異能バトル!!  シリーズ第1巻、ここから始動――

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