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「グレン・ハバード」の「なぜ大国は衰退するのか ―古代ローマから現代まで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「グレン・ハバード」の「なぜ大国は衰退するのか ―古代ローマから現代まで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最近の企業、団体の不祥事を経て日本もそろそろ一度制度疲労か?と感じているから、何か示唆が得られるかと思い読んだ。
ジャレドダイアモンドの地理説を否定したり、国の比較にGDP*GDP成長率*GDP生産性という独自の定義をしたりスタンスをはっきりとってる感じが面白い。
日本がボロクソに書かれているのが否定できなかったこと、規模が拡大していくことは実は縮小していくこと(利権の一極集中による保護主義)であるって考えが確かにと印象に残った。
地理説だと、国ごとの違いが説明できない
技術は発明そのものよりも革新的な普及に差が出る
技術自体も制度からきているっていうのは、んー。まあでも技術的な発展がない
Posted by ブクログ
歴史を知ることはその対象がなんであれ、私の好奇心を満たすもので、この本のテーマは、なぜ大国は衰退したのか、というものです。
ローマ帝国の衰退については、数年前に、塩野七海女史の「ローマ人の物語」を読んで自分なりに考え方を持ちましたが、この本では、ローマ帝国だけではなく、中国・スペイン・オスマン帝国・大英帝国・日本・欧州・米国について取り上げられています。
序章に書かれている、「偉大な文明の存続を脅かす要因としては、国境に押し寄せる異邦人よりも、その文明がみずから生み出した内部の経済的不均衡のほうが重大であることで、これは古代ローマ帝国から現代ヨーロッパにいたるまでの歴史に当てはまる」(p6
Posted by ブクログ
「なぜ大国は衰退するのか」
ポール・ケネディの「大国の興亡」以来、大国の衰退は軍事だけでなく経済力の問題も重要であることが指摘されてきているが、本書はローマ帝国、明朝中国、スペイン、オスマン帝国、イギリスといった大国を軍事力ではなく、経済力、そしてそれを支える政治、社会制度の面から検討を加えている。
検討は日本やユーロ圏にもおよび、歴史的帝国が衰退した原因の共通項が特定利益集団が自分たちの経済的利益のために政治を動かし、経済を硬直化させ財政不均衡になって経済発展できなくなったために衰退したと指摘している。
経済学者が論じているのだから経済に目が行くのは当然だとしても、未来永劫いつまでも経済発展