作品一覧

  • 時間の裏切
    完結
    5.0
    全1巻1,210円 (税込)
    FBI特別捜査官だったケンドラが、十九世紀のイギリスにタイムスリップしてから早くも六カ月。 インターネットや携帯などないこの時代での生活にもようやく慣れてきたが、いまだに元の世界に戻れずにいた。 そんな中、ロンドンで奇妙な殺人が発生する。 被害者は政府の要人であり、そのうえ遺体の一部には行為的に行なわれた欠損があった。 政治に激震を起こしうる重大な事件に、ケンドラが立ち向かう。シリーズ第4弾。 原題:Betrayal in Time
  • 侯爵の謎めいた花嫁
    3.5
    原題:Dangerous 公爵令嬢のミアは、十五歳で海賊に拉致され、アラブのスルタンのハーレムへと送られた。 十七年間、側妻として暮らしていた末に逃げ出し、ようやくイングランドに戻ることができた。 三十二歳で国に戻ってきたミアを待ち受けていたのは、早く結婚するようにと父親から言われる日々だ。 そして、長い間イングランドにいなかったことで、人々はミアの謎めいた過去を知りたがっている。 彼女に注がれる興味本位な視線とろくでもない結婚相手候補者たちにうんざりしている中、ミア同様に注目を集める侯爵と知り合った。 彼は、妻殺し侯爵と呼ばれていて……。
  • 時間の恋人
    4.0
    犯人を追跡している際、摂政時代にタイムスリップしたFBI特別捜査官のケンドラは、いまだ現代に戻れずにいる。そんななか、元愛人を殺したという容疑がロンドンにいる侯爵のアレックにかけられてしまう。ケンドラのせいで、アレックはロンドンに行くことになった。彼女が彼の求婚を断らなければ、いまもまだアレックは彼女のそばにいたはずだ。アレックに惹かれる気持ちよりも二十一世紀に戻りたい気持ちを選択した結果が、アレックを苦境に追い込んだのだ。彼の無実を証明するため、ケンドラはロンドンへと向かい──。
  • 時間の囚われ人
    4.5
    FBI特別捜査官のケンドラには、自分のキャリアを棒に振ってでも殺したい男がいる。その男を追って古城で開かれる摂政時代がテーマのパーティに潜り込んだが、その最中、ケンドラの身に不可思議なことが起こり、気づいたときに彼女は本物の摂政時代へとタイムスリップしていた。突然現れたケンドラに、侯爵のアレックは不審の目を向ける。ケンドラ本人ですら信じられない事態なのだから、侯爵に怪しまれても当然だ。もとの世界に戻る方法が見つかるまで、城の使用人として働くことになったが……。
  • 最後の乗客
    4.0
    1巻974円 (税込)
    新聞記者のケイトは最愛の夫の死から立ち直れずにいたが、そろそろ前を向こうとしていた。そんな矢先、同業だった夫が最後に調べていた案件を引き継ぐことになる。それは、実業家のフェルドマンが手がける奇妙なプロジェクトについてだ。一九三九年、航海中の貨物船が、漂流するナチスの船を発見した。漂流船の晩餐室に用意された料理は出来立てにもかかわらず、乗員、乗客は見つからなかった。―たったひとりのユダヤ人の赤ん坊を除いては。そんな謎に満ちたヴァルキリー号を、フェルドマンがふたたび航海に出そうとしているらしく―。
  • 君の名前で僕を呼んで
    4.5
    1巻1,045円 (税込)
    「あとで!」乱暴で無愛想でそっけなくて冷淡なその響きは、オリヴァーについて真っ先に思い出す言葉だ。十七歳のあの夏、エリオがオリヴァーと過ごした日々は、鮮やかな記憶として今も消えずに残っている。毎年、夏休みになるとエリオの家に滞在する若い研究者のひとりでしかなかった彼の最初の印象は、好きになれるかもしれないし、大嫌いになるかもしれない男だった。しかし、すぐにエリオは彼から目が離せなくなり、話ができれば幸せに、よそよそしい態度をとられれば傷つくようになって──。切なくも甘いひと夏の恋を描いた青春小説。
  • 羊飼いのルール 上
    3.0
    1~2巻803円 (税込)
    夜ごとの悪夢に悩まされるマーカスは、殺人課の刑事という職を捨て、生まれ育ったニューヨークを離れることにした。亡くなったおばから相続した農場に移り住んだ彼は、周囲に広がる美しい光景を見て、新たな人生の始まりに安らかな気持ちになる。しかし、彼の平和な時間は短かった。自分はひとりではなく、誰かに見られている気がしたのだ。逃亡中の連続殺人鬼、アッカーマンについてのニュースを見たばかりのせいか、未知の恐怖にマーカスは苛まれる。そしてその恐怖は、現実のものとなってマーカスに迫り──。
  • 君の名前で僕を呼んで

    Posted by ブクログ

    映画では情景綺麗だな。音楽いいな。この世界観好きだなって感じてた。それもそのはずで原作ではこれでもかってくらいエリオの言葉(心情)が出てくるけど、映画ではそれがほとんどない。そもそもエリオは心の中ではキャパオーバーなんじゃないかってぐらいの情報量で溢れているのに、言葉に出すのはほんの少しだけ。だから傍から見たら映画のように言葉が少ないんだろうな。
    でも原作ではエリオの思春期特有の感情のぐちゃぐちゃ状態が延々と描かれていてそれがまた良かった。そしてエリオの感情の解像度がすごい。思春期って漠然とした不安に駆られたりして、それを言語化するのってすごく難しかったりするけど、そういう葛藤とか苦悩を17歳

    0
    2024年04月12日
  • 君の名前で僕を呼んで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    色んなかたの感想を読んでいたらもう一度、読みたくなりました。
    異国の風景をイメージしながら読みました。
    夏の一時、冷たい川の水や、太陽の降り注ぐ道、他にもいっぱいあるのですが、やめておきます。
    続編も読んで…ちょっと泣いてしまった。
    大好きな本です。

    0
    2024年01月13日
  • 君の名前で僕を呼んで

    Posted by ブクログ

    映画とともに、じっくりと味わえる物語。美しくて泣きそうになる。どのページを開いても異世界にビューンと連れていってくれる。現実逃避もの。

    0
    2023年12月15日
  • 君の名前で僕を呼んで

    Posted by ブクログ

    先に映画を見てから読んだ。ティミーエリオ実はこんなに感情ぐちゃぐちゃやったんやな。
    わかる〜〜〜〜〜( ; ; )って思う場面ばかりで読んでる私も情緒不安定になったよ。

    君の名前で僕を呼ぶこと、私は凄く素敵なことだと思った。
    実際好きな人を思い浮かべながら自分の名前でその人を呼ぶ振り?をしてみたら「こんな風に呼ばれたいな」とか「あの人が私の名前を呼ぶときこんな感じのイントネーションだったな」って思って、自分の名前なのに頭の中はその人でいっぱいになった。
    だからこそエリオは自分が呼ぶのではなくオリヴァーに呼ばれたかったのかも。
























    凄く素敵って書い

    0
    2023年11月09日
  • 君の名前で僕を呼んで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美しい映像、美しい音楽、美しい男。
    映画版「Call me by your name」がとてもよかったので、原作を読みました。
    映画ではさほど描かれていなかったエリオの心の葛藤がよくわかります。
    エリオとオリヴァーが、駅で別れる描写、まるごと原作にはないです。映画でのこの描写もとても良かった一方で、全く書かれていないことで、私の想像力が掻き立てられとても悲しくなりました。映画のラストはオリヴァーが電話でエリオに結婚を告げ、暖炉に向かってのエリオの涙顔で終わりますが、原作はその後も少し描かれていて、「大失恋」だったかもしれませんが、原作のラストは悲しみの大きさは減らないにしろ、気持ちをストンと着

    0
    2023年08月13日

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