NASDAQに上場しビリオネアとなった企業経営者にインタビューした時に聞いたおすすめ本の一つ。
内容はAppleやウォルマート、サウスウエスト航空など、2000年代の話が古く感じられるが、重要なのはWHYから始まっている事を心に刻むこと。
特に印象的だったのは、セロリ・テスト。
以下、気になった箇
...続きを読む所の抜粋:
アメリカの鉄道会社の例:
とてつもない成功をおさめ、アメリカの風景さえ変えてしまうと、WHYを意識し続けることは、重要なことではなくなった。すると、自分たちのWHATにしがみつくようになったー「我が社は鉄道会社だ」と、自分をがんじがらめにしたのである。
あまりにも長い間同じ手法をとってくると、新たなテクノロジーに対抗したり、新たなものの見方を獲得したりするのが、ますます辛い任務になる。
初心、大義、信条といったものに立ち戻っていれば、業界の変化に対応出来たかもしれない。「競争に勝つには何をすべきか?」と自問するのではなく、「そもそも、自分たちの理念はなんだったのだろう?今現在、利用可能なすべてのテクノロジーと市場機会を考慮したうえで、その理念に生命を吹き込むには、何ができるだろう?」と自問すべきなのだ。
ビジネスの目標を、あなたが持っているものを単純に欲しがる相手との取引成立に置いてはならない。あなたが信じているものを信じてくれる相手との取引に集中すべきだ。自分たちの理念や信条といったものを信じてくれる相手とだけビジネスを行うよう慎重に取引先を選びはじめたとき、初めて信頼関係が芽生えるのだから。
WHYはただの信念に過ぎず、HOWはその信念を実践する手法であり、WHATはそうした行動の結果である。
商品を購入する際に、必ず自分のWHYと言うフィルターにかけてから決定すれば、スーパーでの買い物に時間をかけずに済むし、お金も使わずに済む。その上、もう一つ有利な点がある。そうして購入した商品はすべて、あなたにとって必ず価値があると言う点だ。そして、何より重要なのは、購入しようとする商品をカゴに入れたとき、あなたが何を信じているかが、誰の目から見ても理解できると言う点だ。