大志に渡されて読んだ。おすすめなの?と聞いてみたけどそういうわけでもないらしい。
よく分からん。
ディスカバリーチャンネルでサバイバルの動画を見るのが好きなのだが、この本の1ページ目にいきなりベア・グリルス(ディスカバリーチャンネルにも出ている有名な冒険家)の言葉が書いてあってテンション上がった。
...続きを読む
サバイバルテクニックが100コ図付きで載っているのだけれど、そのうち90コはサバイバルでも使わねえだろ、くらいのマニアックなものだった。
というのも、この本におけるサバイバルは基本的に誰かに命を狙われているorどこかへ侵入することを指しているので、それを踏まえないと強烈に肩透かしを喰らう。(そのため2回読むハメになった。)
時折あまりに本格的すぎるスキルが載っていて、そのワードの聞き慣れなさになんか笑ってしまった。
007 体内に道具を隠す
026 飛行機を盗む
088 水中に投げ込まれても生き延びる
とか。
いつか使えるかもな、という楽しさもあるにはあるが、それよりもむしろ映画や本などをより愉しむための知識を得られるという面白さの方が自分は大きいかも。
「面白い作品にはリアリティが欠かせない」のは誰もが知っていることだが、その作品を享受する側にもそのリアリティを感じ取る知識が豊富に備わっていなくては、と思う。
浦沢直樹の『Masterキートン』好きな人はこういう本好きなんじゃないか。
この本に頻繁に登場する、ゼブラのボールペンが護身用に優れているというのはその界隈では割と有名らしい。