パッと見、表紙は胡散臭そうだけど、書いてあることは、至ってまともな内容。
読んでると、少々堅苦しい言い回しだったりで、読むのをやめちゃう人がいてもおかしくないかもしれない。
この本の内容を自分なりにざっくり3文でまとめると、
①視覚、聴覚、触運動覚のタイプを認識して活かす
②何よりまず相手に寄
...続きを読むり添ってから導く
③言葉は適切に使えば強力な武器になる
ざっくり気になったところは以下。
300ページもあれば、箇条書きもそれなりに。
・我々は五感を通して世界を経験し、理解し、反応する
・我々は興味に注意を向け、その他を無視する
・違いは世界にあるのではなく、フィルターにある
・失敗はなく、結果があるだけ
・結果=フィードバック=気づきを得る絶好の機会
・目的を達するのに必要な内的リソースは既に持っている
・学習の四段階
①無意識的無能 ②意識的無能 ③意識的有能 ④無意識的有能
無意識的有能が何か大事な情報を落とした状態の可能性もあり、②へ戻ることも必要
・成功するために重要な3つのこと
目標、鋭敏さ、柔軟性
・何を言うかではなく、いかに言うかが大切
(言葉7% 声の調子38% ボディランゲージ55%)
・コミュニケーションの意味は、相手の反応で決まる
・成功する人たちはラポールを成立させる
・ペース合わせとリード
・橋がかかっていれば、相手はリードについてくる
・相手の言葉を認めることでラポールを得る
・必ずしも賛成する必要はなく、
「しかし」を使わず、「そして」を使う。
(否定ではなく、拡張する)
・視覚、聴覚、触運動が主要システム
・代表システムはどれかに偏りがち
(12歳頃には明らかな好みが現れている)
・同じ代表システムを持った人同士は仲良くなりやすい
・言葉の選び方でどの代表システムかわかる
・大勢の人に話しかけるときは、叙述語を混ぜる
・視覚派には言いたいことを見せる
・聴覚派には大きな声ではっきりと聞かせる
・触運動覚派には押し出しを聞かせて意味を掴ませる
・ある経験を内的感覚相互の間で翻訳できる
⇨散らかった部屋を見て不快に感じ、何も思わない友人には、「ベッドに痒くなる粉を撒かれたようだ」「調子はずれの楽器の音を聴くような不快さといえばよいかもしれない
・目の動きから、代表システムを把握できる
・身体、心、言葉が揃って反応しないわけにはいかない
・ある感情を引き起こすものは何でもアンカー
・アンカーは反復でできる「赤は危険」という学習
・感情が強力でタイミングが適切なら一回で成立する
・反復は感情を伴わない時にだけ必要
・言葉は視点によって意味が変わる
⇨糖蜜タルトは同意、政治とか抽象的なのは異なる
・「できません」≒「したくない」
・「もし、あえてしたらどうなる?」と問う
・心理療法家は限定を打ち破るように援助する
・「もし、したら(しなければ)どうなる?」で発見
・どんなNLP技法も、ラポールを保つのが第一
・外部の世界に五感の焦点をあわせる⇨アップタイム
・計画を立てたり、可能性を考えたり⇨ダウンタイム
・すべての反応は意義があり、活用が可能
・具体的に相手に説明するように尋ねればよい
・物語をこしらえて、登場人物に言いたいことを言わせる
・「〇〇してはいけない」⇨させることになる
綱渡りの人に「滑らないで」×、「気をつけて」◎
・実際には行動を求める対話的要請
「ゴミを出せますか?」「ドアは開いてますか?」
・隠喩は、未知のものを、既知に結びつけて明らかに
・リフレーミングは自由と選択肢を与える
・望ましくない行動を減らす× 望ましい行動を増やす◎
・「不安だったのですね」◎ 「不安なのですね」×
・顧客が欲しているものを正確に知ることによってのみ顧客に満足を与えられる
・交渉に優れた人は必ずたくさんの質問をする