ロジャー・ゼラズニィの作品一覧

「ロジャー・ゼラズニィ」の「虚ろなる十月の夜に」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 虚ろなる十月の夜に
    3.5
    1巻990円 (税込)
    切り裂き魔(ジャック)に吸血鬼(ドラキュラ)、名探偵(ホームズ) いずれ劣らぬ曲者たちが旧き神々(クトゥルー)に対峙する―― 十月の終わりの万聖節前夜に、そのゲームは行われる。 《閉じる者》と《開く者》、旧き神々を崇拝する者たちとそれを阻止せんとする者たちの、 世界の変革と保持を巡る戦い──《大いなる儀式》が。 御主人切り裂きジャックと使い魔である犬のスナッフもまた、《大いなる儀式》の参加者である。 彼らが来た村には、ドラキュラ伯爵、フランケンシュタイン博士らの姿があり、 使い魔たちは儀式へ向け情報を集めている。 スナッフは魔女ジルの使い魔である猫のグレイモークと頻繁に情報を交換するが、 果たして彼女たちが味方なのかすらもわからないのだ。 そして儀式の日が迫る中、参加者たちの周りに名探偵シャーロック・ホームズの影が見え隠れする──。 著名なキャラクターたちとクトゥルー神話を融合させ、 ネビュラ賞候補作ともなった、奇想横溢のゼラズニイ最後の長篇。
  • 虚ろなる十月の夜に

    Posted by ブクログ

    犬の日記視点で描かれる異色の小説。
    ロジャー・ゼラズニイ27年ぶりの邦訳新刊。
    舞台は19世紀イギリス、クトゥルフ神話をバックボーンに切り裂きジャックや某「伯爵」、某モンスターや某名探偵が、ある儀式をめぐり駆け引きを行う。
     ところがあくまで主人公は使い魔たる犬であり、彼が主に他の使い魔(猫、蛇、梟、鼠、鴉etc…)とコンゲームを繰り広げるのだ。この犬の視点こそがこの小説の醍醐味であり、ゼラズニイの飄々とした文体とマッチしている。
     ゼラズニイがクトゥルフ神話を題材にして、動物視点でのコンゲームを描く、とモリモリの作品。
     なお、主人公の犬とヒロインの猫の名コンビっぷりは二匹の関係性も含めて特

    0
    2021年11月13日
  • 虚ろなる十月の夜に

    Posted by ブクログ

    ゼラズニイの未訳ものが出るのもビックリなら、ラノベの様なカバーで竹書房から出るのもビックリでございました。
    表紙絵にも違和感だし、オビの説明文も余計な気がするが、この方が若い子が手に取りやすいんだろうな…

    0
    2017年12月08日
  • 虚ろなる十月の夜に

    Posted by ブクログ

    ゼラズニイの遺作。
    クトゥルー神話とハロウィンをネタにしたこんな本を書いていたのか!
    いろんな魔物が出てくるけど、そのパートナーになっている動物たちが中心となっている物語。ゼラズニイの割にはわかりやすく優しい感じに描かれています。おしゃれなハロウィン・パーティーって感じ。ゼラズニイ丸くなったな。
    ペットの犬とか猫とか鳥があんなオシャレな会話してたら飼い主の自分は面目丸潰れだなぁ。ちゃんとしよ。

    0
    2023年10月14日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!