無料ウェブ漫画サイトで冒頭部分を少し読んで続きが気になったので購入しました。
このお話の主人公であり著者でもある横嶋じゃのめさんはあまり家庭運に恵まれなかった方のようで、小さい頃から大変な思いをしてこられたというところがとても気になりました。他の方のレビューでもありましたが、「主人公は考え方が
...続きを読む歪んでいる、自分はいくら甘やかされても足りないのに相手には厳しすぎて呆れる」という印象は否めませんでした。
しかし、ここまでキツい思いをされてきたらある程度感覚が歪んでしまうのも無理はないというか、そのあたりは同情します。
また読んでいて違和感を感じた点として、「相手の男性を自分と対等な人間としてではなく、まるでデパートのブランドバッグを見るような目で見ている」というのがあります。
男性は自分が幸せになるための道具でしかない、相手が自分をどう思うかは全然考えていない、というところに恐ろしさすら感じます。そして読み進めてみると彼女の周りの女性(会社の先輩など)も彼女と同じような思考を当たり前のように持っているようで、やはり似た者同士は自然と集まるものなのだなと感じました。
彼女が本当に自分も周りも苦しめずに幸せになれることを祈ります。