作品一覧

  • 「きたない子育て」はいいことだらけ!
    4.0
    アレルギー、ぜんそく、アトピー、肥満、炎症性腸疾患、うつ、ADHD…… すべて腸内細菌のしわざだった! 哺乳瓶は殺菌しない、食器は適当に洗う、昆虫に触ってもすぐ洗わない、 犬のよだれはアレルギー予防になる、などなど驚きの新事実が満載。 腸内環境を豊かにし、子どもを心身ともに強くする科学的育児法! 【著者紹介】 ブレット・フィンレー B.Brett Finlay,PhD. カナダのブリティッシュ・コロンビア大学教授。バクテリア感染に関する世界的権威。30年に及ぶ微生物研究で、450本の論文を発表する一方で、バイオテクノロジーベンチャーのInimex、Vedanta、Microbiome Insightsの創業者でもある。カナダの民間人が受けることのできる最高位の勲章、Order of Canadaの受勲者。 マリー=クレア・アリエッタ Marie-Claire Arrieta,PhD. カナダのカルガリー大学准教授。腸内細菌と免疫についての研究者。最近の乳児のぜんそくと重要腸内細菌群欠如についての研究は、2015年にこの分野のブレークスルーとして注目され、世界中のメディアで取り上げられた。これまでにGastroenterology、PNAS、Science Translational Medicineなど、主要な学術誌に論文を発表している。 【目次より】 ◆第1部 わたしたちは微生物でできている 1章 微生物と触れ合う子どもたち 2章 ヒト・マイクロバイオームとは何か ◆第2部 子育てと微生物 3章 妊娠:何を食べるべきか 4章 出産:微生物にまみれてこんにちは 5章 母乳と微生物 6章 離乳食:健康人生を決める食習慣 7章 抗生物質:マイクロバイオータへの絨毯爆撃 8章 ペットを味方につける 9章 「清潔習慣」病が子どもを弱くする ◆第3部 微生物と病気 10章 肥満:現代の流行病 11章 糖尿病:子どもの患者が増えている 12章 腸の病気:腸にとって受難の時代 13章 ぜんそくとアレルギー:微生物が呼吸を楽にする 14章 マイクロバイオータと脳 15章 ワクチンに対する正しい理解 16章 微生物を薬に
  • 「きたない子育て」はいいことだらけ!

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    「プロバイオティクス」とは、人の体内に自然に存在する微生物と同じ、または類似の生きた微生物(例:細菌)

    マイクロバイオーム(微生物叢)とは、生態系における生きた微生物の集合のこと。



    2歳になるまでに4クールまたは5クールの抗生物質の投与を受けた子供は、肥満リスク10%高く、抗生物質の使用率が高い州では肥満率も高かった。

    無菌マウスは、肥満マウスの腸内細菌を移しただけで肥満になった。

    出産直後に、体の中に潜む微生物を変えてしまうと、大きくなってからの健康状態に劇的で有害な影響が生じる可能性がある。

    農場などの環境で免疫系の刺激を受けると子供のぜんそくが進行しにくくなる。

    妊娠後期

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    2022年11月19日
  • 「きたない子育て」はいいことだらけ!

    Posted by ブクログ

    出産から育児中の子供への微生物の影響の話が科学的事実によってまとめられた本。

    子供が触るものは清潔にしなきゃと神経質にならずに、外で元気に遊ばせたり、少し汚くてもOKという気持ちで子育てすればいいなと思えた。

    妊娠中から抗生物質が体に住み着くマイクロバイオータという微生物を減少させるため、抗生物質との付き合い方も考えていかなければいけないと感じた。(もちろん必要な場合は使用するが。)

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    2021年08月29日
  • 「きたない子育て」はいいことだらけ!

    Posted by ブクログ

    人間と細菌の関係性を第一に考え、出産や子育て、病気と細菌の関係性を書いています。

    一般的な常識では、除菌をして口から菌が入らないようにすることが病気を防ぐ方法として知られています。また、病気にかかったときは感染症を防ぐために、抗生物質を処方します。

    この常識を疑ったことはありますか。

    私たち人間の内外には多種多様な細菌が活動しています。人間本来の代謝能力では生産できない栄養素を作り出したりする細菌達は共に生きる仲間たちです。

    そのような事が科学の力でわかってきた今、この仲間たちがいなくならないように心がけていかなくてはなりません。

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    2019年10月01日
  • 「きたない子育て」はいいことだらけ!

    Posted by ブクログ

    子育ての本、と思いきや、腸内細菌(マイクロバイオーター)の話でした。しかも、子育てというよりかは、出産の話も多く、後半は病気の話も多く、タイトルは偏っていますね。

    内容は、最新の研究成果も交えた、とても為になる話。やや偏っているけど、実例に即した問題意識から、マイクロバイオーターの効果の可能性(あくまで研究段階)という話な展開をしているので、読みやすい。けど、病気の話は専門的すぎて、あんまりついていけませんでした。

    これからの研究結果が楽しみなのと、神経質になりすぎず、汚いくらいがちょうど良いというくらいで子育てに取り組むのが良いですね。

    抗生物質との接し方、腸内細菌を育てるという考え方

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    2018年02月13日

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