生井久美子の作品一覧
「生井久美子」の「ルポ 希望の人びと ここまできた認知症の当事者発信」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「生井久美子」の「ルポ 希望の人びと ここまできた認知症の当事者発信」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ボケ老人予備軍
とても良い本にめグリ会いました。家内にもぜひ読んでもらおうと思っています。これから先の人生、なんとなく不安を持っての日々に、なんとなく希望を持って過ごす事ができそうです。
Posted by ブクログ
認知症患者の当事者発信と支える会についてルポしたものだが、根底に流れるメッセージが深い。現代にはびこる安易な能力主義について考えさせられる。 「人間の価値は、あれができる、これができるということで決まるのではありません。有用性で決まるのならば人生は絶望的です。年を取ると、できることが少なくなるからです。人は何かができなくてもそれ自体尊い」 「能力は付箋のようなもので付けたり外したりできる。付箋は給料の額かもしれないけれど、人間としての存在や、いのちの重さは変わらない」 もうひとつ、日本の人口は世界の2%なのに精神病床の比率は20%というのはショッキングな事実。日本精神科病院協会の権益保護の動
Posted by ブクログ
すでに、当事者ご本人の著作をほぼ読んでいたので、新鮮味はない。しかし、改めて、当事者の声、姿を思い浮かべることで、能力主義に侵されている自分とはなんなのか?と自らに問い掛けながら、何がホシなのかは掴めた気がする。
一番の驚きは、当事者の方々の衰えぶり、特に太田さんが全介助になっているという事実だった。認知症でなくとも、人間はどこまでも生きることはできない。希望を持たせる、偏見を取り払う流れも大事だが、その上で、ネガティブな部分も丁寧に伝えていく必要を痛感した。今というときのかけがえの無さをどう伝えるかは至難だが。
・泣き笑いという言葉がありますが、私は何度も笑い泣きをしました。おかしいこと
Posted by ブクログ
い図。2018/2/19
◆引用
p30…クリスティーンは、出会いの日が快晴だったこと、ポールがリュックからフランスパンとワイン、チーズ、そして青いテーブルクロスを出して、ピクニックしたことも覚えている。「ラブリー·ピクニック!人生で、もっとも大切な、大切な日ですからね。ちゃんと覚えてるわ」横からポールがクリスティーンに言った。「アルツハイマーでも、彼女は美しく、尊厳があってすてきだった。彼女は、自分の命が期限付きだと思ったから、今だからこそと出会いを求めたのではないかな?ラテン 諳に『カルペ·ディエム』(Cape diem)という言葉がある。今日を楽しめ、今日をつかめ、『今を!今を生きよ!』