作品一覧
-
3.7本書の見どころは、棋士たちとの対比にある。それぞれの心内に秘めた意地。しかし、その意地をも凌駕する藤井四段の強さ。ごまかしの効かない世界の厳しさが、読み手の心を打つ。 また「子どもには好きなように。親は見守るだけ」という家族の方針から、才能の伸ばし方も読み取れる。秘蔵カラー写真を含めた藤井聡太四段の魅力を詰め込んだ1冊! 強い強いと誰もが言うが、果たして藤井聡太はどう強いのか?そしてなぜ強いのか?その理由に迫るのが本書です。 盤を抱きしめて泣いた負けず嫌いの小学生時代。 「子どもにはやりたいように。親は見守る」という家族の教育方針。クリスマスイブの62歳差のデビュー戦。 そして29連勝、初黒星。ドラマチック、かつ爽やかな藤井聡太四段の魅力を、秘蔵の写真と共にお届けします。 読後、きっと将棋自体を好きになってる1冊です! !
ユーザーレビュー
-
Posted by ブクログ
先崎九段の本をきっかけに一人将棋祭開催。昨年はあまりにもブームでなんとなく手を出さなかった(そう私は臍曲がり)、藤井聡太君関連の本にも手を伸ばす。これは表紙の写真が可愛すぎる!いるよねえ、こういう子。でもこの子は天才だ。
ベテラン記者による臨場感たっぷりの記録。そうだったよ、あの連勝時は大騒ぎだったなあと、あらためてその凄さを追体験した。一番印象に残ったのが、アベマTV「炎の七番勝負」のくだり。著者が感心するとおり、あの企画を考え実行した人は、大した先見の明の持ち主だ。いくら天才の呼び声が高いとは言え、プロ入りしたばかりの中学生があのメンバーを相手に六勝一敗、しかも羽生竜王に勝つなんて、誰も