岩手・花巻のマルカン大食堂が閉店からどのように奇跡の復活を遂げたのかをまとめた1冊。
個人的に小友さんから直接マルカンのお話を聞く機会があり、兼業で、かつ東京との二重生活であんなにもエネルギッシュに活動されたことのすごさを感じたのですが、本を読んで改めてこの復活に関わった皆様に頭が下がる思いでした。
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活動の主となった方ではない著者がまとめることによってこの大きな活動の全体感が非常にわかりやすく伝わってきます。家守舎の小友さんたちだけではなく署名活動の高校生、応援グッズを作った方々など市民の思いのどれが欠けても成功しなかったんだろうなぁと。
そして何よりも、多くの方からここまでの熱量とアクションが出てくるほど愛される施設として長年運営してきた旧マルカンデパートの運営力は素晴らしかったのだろうなと思いました。
地方の百貨店は次々に閉店し商環境は厳しさを増していくと思うのですが、これからまだまだマルカンビルが最前線で活躍していくことを遠くから祈っています!