オーストラリアの株式投資家インタビュー集。規模が小さいし、インタビュアーの質問内容も凡庸だが、この手の本を読むと少しアドレナリンが出てくる感じがする。2005年に行われたインタビューが中心だが、異口同音にオーストラリア市場のバブルぶりを懸念しており、キャッシュ比率を高めた、などの内容が並ぶ。オースト
...続きを読むラリア市場がその後さらにバブっている現在、これを読むと感慨深いものがある。やはり未来は誰にも分らないということなのだろう。。。・リスクプレミアムとして4%程度が妥当と思われているようだ。オーストラリアのようにリスクフリーのレートが5%超の国では9% の利回りの株が「バリュー」になるのだろうが、日本の現状にこれをはめるのはちょっと難しい。■本当にすぐれた投資家になるためには、献身的かつ多大な努力が必要です。たいていの人はパートタイムでやっているのではありませんか■現金を持っておくことは重要です■歴史を考えれば、私はどこかの時点では正しくなり、そのときにはチャンスが生まれます。本物の逆張り投資家の場合、ある程度短期的な痛みがあるのが普通です