今から大いに議論しなければいけないことたくさん。
政府(内閣)の出した方針が、オリンピック憲章の掲げるオリンピック的な価値(オリンピズム)と正反対であると。
オリンピックとは主催国のものではないし、そこの経済効果を狙ってはいけないと。
国家間同士の争いにしてはならず、むしろナショナリズムを掲げてた
...続きを読むのは当初は東側諸国だったと。
オリンピックのためという名目でお金をその強化のために突っ込むとそのスポーツ全体の土壌が育たないので、結局は意味がなくなる。
そしてスポーツとは、高額スポンサーによって決勝時間やルールが変更されたり、親子の物語が強調されるべきものではない。
その場一瞬に見える、人間業とは思えないカオティックな瞬間を共有することであると。
いやぁ、本当に議論すべきことが盛りだくさん。
どうして新国立競技場があんなに問題だらけなのか、どこかオリンピックというのに冷めた気持ちになるのか、1964年の東京オリンピックとはどう違うのか。
そして、それから56年後にもう一度東京でオリンピックをやることの意味は何か。どういうオリンピックにすべきなのか。
とことん考えることが、4年後の主催国として求められているのだなと、考えるいいきっかけになる1冊。
ぜひ、ご一読あれ!