佐藤恵秋の作品一覧

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ユーザーレビュー

  • 雑賀の女鉄砲撃ち
    鶴が感嘆の声を上げた。紀州雑賀衆宮郷の重鎮、太田左近宗正の長女である。十五歳、清楚な容貌の奥に、芯の強さを秘めていた。
    二女の梟は十三歳にして艶やかさがあり、十二歳の三女小雀は可憐という形容が似合う。四女の蛍はまだ十歳。愛らしい顔立ちだが、野を駆け回る男児のような形をしていた。
    紀州雑賀といえば、鉄...続きを読む
  • 雑賀の女鉄砲撃ち
    紀州の鉄砲集団・雑賀衆の四姉妹の末妹・蛍の活躍を描いた時代小説。鉄砲撃ちとして成長する序盤は楽しく読み進められた。後半、根来寺の炎上や太田城落城はせつなかった。500ページを超える長編だが、読みやすく、楽しく読破できた。
  • 雑賀の女鉄砲撃ち
    歴史に忠実な流れの中、フィクションと思われる女鉄砲撃ちを絡めてくる新しい感覚を覚えた作品だった。
    実在の人物は、教科書には書いていないキャラクターに誇張されてるように見えて、それはそれで楽しいストーリーが展開された。
    作者は現代劇の小説家らしいが、どなたかは知らない。そちらの作品にも興味がそそられる...続きを読む
  • 雑賀の女鉄砲撃ち
    戦国時代は群雄割拠している武家が織田を始めとした有力武将により統合される過程であり、武家の誰もが天下取りを夢見て戦に臨んでいるので丹念に探せば面白いストーリーがゴロゴロと転がっている。このテーマは時代を経てもある意味普遍であるから多くの作家が取り上げ、有名武将に関しては語り尽くされた感さえある。ほん...続きを読む
  • 雑賀の女鉄砲撃ち
    始めて読んだ作家さんでした。

    雑賀の太田左近に生まれた、4姉妹の話、
    基本が、末っ子の蛍の話で進んでいく。

    始まりは、信長の三段打ちの長篠の戦いから、大阪の陣まで蛍の成長と時の天下人を中心に進んでいきます。

    孫一と秀吉がここまで悪者の作品は初めてで非常に楽しめました。

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