母の症状を考えるともう、認知症が進まないなんてことはないと思うのですが、少しでも気持ちの良いコミュニケーションができればと思って買いました。
やっぱり父のように、いちいち母の間違いを訂正するのはよくないことがわかりました。
とはいえ、わかっていても本のとおりにうまく優しく気持ちを切り替えられるかと
...続きを読む言えば、それはなかなか難しいのではないかと思います。
なぜなら家族が介護をする場合、介護する側も不安でいっぱいだからです。
気持ちに余裕がないと、この本のようにうまく気持ちを受け止めながら、正しい行動に導くような声掛けをするというのは難しいと思うのです。
ただ、「ゆっくりと低い声で」とか、「短い文章で、ひとつのことを」とか、基本的な態度がわかるのは大変ためになりました。
また、デイサービスに行きたがらない時の声掛けの仕方とか、家にいるのに「帰りたい」という時の対応とか、シチュエーションごとの例も書いてあって、ありがたいです。