作品一覧
-
3.2
ユーザーレビュー
-
Posted by ブクログ
まずいわゆる西野亮廣が言うような世界観だなと言う感想を受ける。体験を買う、夢を応援、直接課金してくれるファンを作るなどに近い価値観が多く語られており、ムーブメントを作ったわけではなく乗っただけなんだなと改めて痛感した。
自分自身はこの本で言う「若者」側に属するため、この行動原理には理解できる。一方でなぜ自分たちの世代からこれが起こったんだろうとふと疑問に感じた。
本には、以下のようにある。
> いまの若い世代は、人の役に立ちたいという意識が非常に高い。ですから、地域の困りごとをオブラートに包んで、いいところだけ見せられても、彼らの心は動かないのです。共感が得られない。
逆に言えば -
Posted by ブクログ
月刊ソトコト・指出一正さんから見た地方創生のあり方の話。めも。
・ローカルな価値観とグローバルな視点の両方を併せ持つ人物がこれからの地方には絶対に必要です。
・食べ物は単なる消費物ではなく、人と人を繋ぐ媒体であり、その土地の風土を伝え、人と土地を繋ぐメディアであるのだ。
・考え続ける事が命と向き合う事。
・知識や技術といった仕事力を養う事は都会の方が優れているけれど、意識を変えたり気づく力や感じる力といった人間力は田舎の方が研ぎ澄まされる。
・地域の人を巻き込むのに一番大事なのは二つ。儲かるかどうか、面白いかどうか。
・調整を加えて人生や暮らしを作って行く事。街づくりにも通じる考え方。
・常に -
Posted by ブクログ
震災以降、地方に移住して活躍する若い世代の実例。
地方、とりわけ農村部に移住した実例が多い。都市部で培ったスキルをより必要とされる場で活かす、そんな人の働き方。
著者が雑誌SOTOKOTOの編集長なので取り上げられる人たちも雑誌の巻頭に特集されそうな人たち。
どれもおもしろく、参考にしたい自治体なども多いだろう。
しかし自分が移住というものに興味があって読むと少し別の世界の話だなと感じる。
特別なスキルも経歴もなく、ただ自分の気に入った場所で新しい生活をしてみたい(必要に迫られてない引越しとでも言うべきか)という自分みたいな人もけっこういるのではないか。
けれど世に出てる移住雑誌や移住本などは