【過ちを犯すことは避けられないとしても、被害の拡大を最小限にとどめ、立ち直る努力をする。そして、どんな困難に直面しても決して人生への情熱を失わないのが、クリントンだった】(文中より引用)
その業績を語る際,どうしても不倫スキャンダル等に注目が集まってしまうビル・クリントン元米大統領。その生い立ちか
...続きを読むら大統領在職中の業績に光を当てることで,改めて政策的な功罪に対する評価を試みた作品です。著者は、アメリカ政治研究を専門とする西川賢。
クリントン政権が内政に強く関心を抱いていたこともあり,同政権を通した米国政治の変容にも迫ることができるかと。同時にクリントン氏の人柄についても十分に知れるほどページが割かれているため,評伝としても十二分に楽しめる一冊でした。
自分が幼い頃の歴史って意外と知らないことが多々ありますよね☆5つ