作品一覧
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4.01巻880円 (税込)車離れ、お酒離れ、旅行離れ…若者があらゆる消費活動から距離を置いていると言われるようになって久しい。「ゆとり」だから、「草食系」だから、「さとっている」から、彼らには欲がない。だから買わない。多くの人はそう思い込んでいる。しかし、そこに大きな誤解がある。実は、若者は消費しているのだ。といっても、「買う」に至るまでの消費スタイルは、今までの「若者」像とは大きく異なる。だから、昔と変わらない方法で売っていても、若者は市場に現れない。では、彼らの新しい消費スタイルとは何か。それが、本書ではじめて解き明かす「シミュレーション消費」と呼ばれる、全く新しい購買行動だ。今の若者にモノを売りたいなら、このシミュレーション消費を乗り越えなくてはならない。買ってもらうためのキーワードは、「『車』ではなく、『車に乗ってる僕』を売れ」。26歳以下男子のコミュニティを運営し、長年にわたり若者たちの消費の現場を追ってきた著者だからこそ見出せた「新世代マーケティング」のエッセンスを一冊に凝縮。モノを売るすべてのビジネスパーソン必読の書!
ユーザーレビュー
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4.0 (7)ネタバレ 購入済み
共感!
現在23歳なのですが、共感できる内容ばかりでした。自分が興味を持って購入に至るまでの経緯についてそこまで深く考えたことはなかったのですが、まさしく!とゆう核心をついた内容でした。
確かに広告や企業からPRされたものはほとんど見ない、または関心を持たず、何か欲しいものがあるとすれば、まずはインスタグラムのハッシュタグで検索するとゆうのが当たり前のようになっています。自分の世代に関する傾向を知れて面白かったです。 -
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Posted by ブクログ
26歳以下の男性の思考法について。
スマホを通して、想像、想定を超える体験をしてみていと思わせることができるかどうか。
・平成24年の内閣府「国民生活に関する世論調査」を見てみると、現在の生活に対する満足度は、実は20代が一番高い。8割近くが満足、8割以上が充実している。
・調査してみると、若い世代のエコ意識は低め。これはそもそも全体のエコ意識が高いから。ファッションへの興味、特定の趣味への嗜好も同じ。別に、特にない、となる。
・メディアから情報を受けとるのではなく、体験や知恵を共有することを情報だと認識している。
・本屋に足を運ぶ目的は、本を買いに行くのではない。本屋という場を活用して、 -
4.0 (7)
Posted by ブクログ
若者はモノを買わない、若者の○○離れ、といった最近よく聞くワードがいかに的外れであるかを説明している本でした。
U26世代の男子は、「シミュレーション消費」の世代……ほしいものがあると、まず画像検索、動画を見てチェック、そして「こんな感じか、じゃあ、今はいいや」となる世代であるというのが、なるほど、という感じ。
自分はそれよりも少し上だけど、その気持ちはなんとなくわかる。
そして、これからのマーケティングには、シミュレーション消費を超える「超シミュレーション消費」が必要である、つまり、シミュレーションだけでは感じられない体験や、製作者のこだわりが若者を惹きつけるという結論で、それは非常に納得で