作品一覧 2021/12/15更新 忍者の掟 試し読み フォロー 【6冊 合本版】忍者本コレクション『忍者の歴史』『忍者の精神』『忍者の掟』『忍者の末裔 江戸城に勤めた伊賀者たち』『忍者の兵法 三大秘伝書を読む』『戦国の忍び』 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 川上仁一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 忍者の掟 川上仁一 総合的な生存技術 一部ご紹介します。 ・物事をマスターするには、守破離の段階を踏まないといけない。まず、言われたことを完璧にこなせるようにすること。次の段階では、応用を利かせ「何か他にいいやり方があるのではないか」考える。最終的に、先生を離れて自分なりのやり方にすることだ。自分のやり方を模索している段階から、新たな...続きを読む個性を確立する段階である。 ・「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」。自分と相手の優位点と劣っている点を比較し、充分な勝算が見込めるなら、戦いに打って出る。 ・「戦わずして勝つ」のが、理想。そのために、情報の収集と分析をする。 ・心の弱さを突かれて攻撃されれば、情報を主とした大切な物を奪われてしまう。金や地位、名誉、異性などを掴まされた途端、こちらの弱みを握られてしまう。 ・地震の時、上からの落下物を避けるには、建物の際を歩く方が安全だ。上からの落下物は、必ず放物線を描いて少し離れたところに落ちてくる。 ・火や煙への対処は、身を低くして伏せ、濡らした布で口を覆うのが昔からの基本だ。 ・敵が潜んでいるのは、大抵物陰だ。建物なら、角(コーナー)のところで待ち伏せしている。自分も建物の角を占めて歩けば、互いに際と際にいるので、敵はかえって攻めにくくなる。 ・身近な物で相手の急所を攻め、逃げる。 ・敵を制する基本は、相手の目を攻撃することだ。どんな強い人も、目をやられたら終わりだからだ。最も効果的なのは、手で相手の目をひっぱたくことだろう。これなら、相手の目が潰れることはまずないから、過剰防衛を心配しなくて済む。こういう単純で効果的な防御法を普段から練習し、躊躇なくできるようにしておく。非力な者が敵を制して逃げるには、それしかない。 ・何かあったときのため、どうやって逃げるか考える。非常口の場所を確認し、脱出用の非常コックや消火器の場所を把握する。そうして逃げ場を確保すること。 ・寝る前の戸締まりを忘れずに。 ・万が一の備えをしておく。 ・普段あまり使わない筋肉を適度に使い、運動域を広げていく。 ・手足の指をよく動かすと、脳が活性化し、認知症予防にいい。 ・きつい味のものを避けて、微妙な味がわかるようにしておく。 ・忍術は、できるだけ戦争を避けて、互いの損失を少なくするためにあった。つまり「無理をしない生き方」の知恵の集まりだったのである。 mac 忍者の掟 川上仁一 子供の頃,憧れていた思い出がある.本書は実際に修行を重ねてきた著者の実感のこもった内容で非常に有益な情報が満載だ.特に,第4章の「忍術の活用」は秀逸だ.文献の種類を豊富で,三重大学での研究成果が表れているものと感じた.海外での人気は素晴らしいと思うが,日本での認知度をさらに高めることも重要だと感じた...続きを読む. Posted by ブクログ 忍者の掟 川上仁一 甲賀は「こうか」と読むのさえ知らなかった。伊賀と甲賀は異名同流で協力関係に近いらしい。忍術は体伝や口伝での伝承がほとんどで文書化されたものが少ないのでミステリアスな存在になっている。 針と切がシンボルアイテム。針は武器、切は布であらゆる用途に使う。 正心(大義)を重んじる、自然の摂理や先祖を大事にす...続きを読むる、 相手の七情五欲を熟知する。 隠れす術、逃走術、縄渡り術などの紹介あり。 知らないことだらけなので面白い。 Posted by ブクログ 忍者の掟 川上仁一 忍者物が好きなので、読んでみた。途中の歴史のところは少し飛ばしつつ、読み終えた。 最後の忍者である、著者の忍者修行や現代に生かせる部分など興味深い内容だったと思う。 いくつか忍者物を読んできたが、忍者は死ぬ事も厭わないイメージがあった。でも、忍者は任務を果たす為に生きて帰るという事が大切な教えって部...続きを読む分は今までのイメージと違った。 なにごとにもじっと堪え忍び、心は鉄壁で動揺せず、内には残忍の意味合いを秘めながら、争いを避け人々と和合していく心こそが、忍の根本なのである。(p27) Posted by ブクログ 川上仁一のレビューをもっと見る