作品一覧 2022/07/15更新 ペトラルカと対話体文学 試し読み フォロー ペトラルカ 無知について 試し読み フォロー ルネサンス論の試み 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 近藤恒一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ペトラルカ 無知について ペトラルカ / 近藤恒一 こんないい本があったとは ペトラルカって、レオナルドダヴィンチとか、ダンテとかと比べたら、知名度は今ひとつ、もしかしたらボッカチョよりも下かもしれませんが、この本が思想上でこんなにも重要な本だったとは、読むまでは全く思いませんでした。キケロが導いてくれたんでしょうかね。 古代ギリシャや古代ローマの哲学を好む方は、たくさん言...続きを読む及されておりますので、とてもおススメです。 千巻良人 ペトラルカ 無知について ペトラルカ / 近藤恒一 ペトラルカに対する友人たちの不正な評価を論駁した書。 ですが、むしろペトラルカが自身を慰めるための文章のような気がする。 彼自身はキリスト教信仰者として正道を歩んでいるという自信と希望を持っている一方、年老いても未だ怒りや悲しみなどの感情が起こるのを抑えることができず、葛藤している様が人間的で好感を...続きを読む持てる。 ペトラルカが最も大切だと考えたのは神に対する信仰でした。 信仰とは神を知ろうとすることではなく熱烈に愛することです。 「善であろうと意志することは真理を知ろうとすることより優れている」とも述べています。 キケロの言うように「ことばにも顔にも心を表し、何事も自分自身と話すように友人たちと話す」べきである、というのは良い考え方だなと思いました。 Posted by ブクログ ペトラルカ 無知について ペトラルカ / 近藤恒一 ペトラルカの時代において、キリスト教を信じるということは、キリスト教以外を排除することを意味したのだろうか。古典学の方法において、ペトラルカは普遍的なことを喋るが、これではキリスト教信者以外が救われない。この本の射程から宗教がない現代をどう捉えるか、が私のこれからの自分自身への課題だ。 Posted by ブクログ 近藤恒一のレビューをもっと見る