作品一覧 2022/11/18更新 トリストラム・シャンディ 試し読み フォロー トリストラム・シャンディ 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> ロレンス・スターンの作品をすべて見る
ユーザーレビュー トリストラム・シャンディ 下 ロレンス・スターン / 朱牟田夏雄 筒井康隆、清水義範などの作品が大好きな私にとって こんな大昔からやってたのかーと衝撃の作品 こんなのが白水社じゃなくて岩波文庫に入ってるって岩波は変な人もいるけれど目利きもいるのだなすごいな Posted by ブクログ トリストラム・シャンディ 上 ロレンス・スターン / 朱牟田夏雄 再読。いつ読んでもひどいw(誉めてます) 主人公=語り手が、自分の生涯と意見を述べる本。 冒頭(序文ではない)は、主人公を両親が「しこむ」場面。生涯ってそこから!?と言いたくなるが、話は脱線に次ぐ脱線、主人公は一向に生まれてこない… 下ネタ嫌いにはお勧めできないかも。あとちょっと長くて、途中で飽...続きを読むきちゃうかも。 Posted by ブクログ トリストラム・シャンディ 上 ロレンス・スターン / 朱牟田夏雄 地震の後に、死ぬまでに読んでおきたい本に手をつけたいと思って読み始めた。 世紀の奇書として有名だったので身構えてたら抱腹絶倒。 セルバンテスに影響を受けてるのも納得、『ドン・キホーテ』に近いおもしろさだった。 脱線に継ぐ脱線、手法の新しさ(白紙、なぜかストーリーを線で表すなど)は当然ながら現代では驚...続きを読むくほどではなかったけど、時代を思えばとんでもない奇才だということがわかる。 あと、これだけ引っ張って、あの中絶っぷりも最後に笑ってしまった。 スターンは病死して途絶したから笑うことではないけど、作品としてはものすごいオチだと思った。 Posted by ブクログ トリストラム・シャンディ 下 ロレンス・スターン / 朱牟田夏雄 作者の死によって物語は中断され、余りにも下らないジョークによって本書は終わる。結局最後までトリストラムの話は主流にならず、家族のドタバタ劇と時折顔を出す著者自身のメタ談義で終わった様な。そういえば下ネタ、伏字の量もかなりのもの。しかしセルバンテスやラブレーといった滑稽文学の先人達を意識しながらそこに...続きを読むキリスト教の神学論と西洋哲学の知識をコラージュ状に敷き詰めつつ、それを馬鹿馬鹿しく読ませるというのは驚愕である。「本書を執筆した時の作者の気持ちを答えよ」なんてセンター試験の問題が出たら解ける気がしないのだが。 Posted by ブクログ トリストラム・シャンディ 中 ロレンス・スターン / 朱牟田夏雄 章について語る章あれば、何一つ語られぬ白紙の章も表れたりと相変わらずのやりたい放題。滑稽さと諧謔さに溢れた内容だが、アイルランドというのは異端文学の系譜でも存在するのだろうか。その皮肉ぶりはスウィフトから受け継ぎ、己の美学を貫き通す様はオスカーを想起させる。またロックの連想作用を取り入れたその技工は...続きを読む「意識の流れ」としてジョイスへと継承され、全編を通して漂う不条理さはさながらベケットの戯曲の様だ。また極東の地では、明治時代に影響を受けた作家が名無しの猫を主人公とした小説を執筆するのだが、それはまた別の話。 Posted by ブクログ ロレンス・スターンのレビューをもっと見る