G・K・チェスタトンの作品一覧 「G・K・チェスタトン」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 2023/01/30更新 裏切りの塔 G・K・チェスタトン作品集 試し読み フォロー 奇商クラブ 試し読み フォロー 詩人と狂人たち 試し読み フォロー 知りすぎた男 試し読み フォロー 知りすぎた男 試し読み フォロー ブラウン神父の醜聞 試し読み フォロー ブラウン神父の知恵 試し読み フォロー ブラウン神父の童心 試し読み フォロー ブラウン神父の秘密 試し読み フォロー ブラウン神父の不信 試し読み フォロー 法螺吹き友の会 試し読み フォロー ポンド氏の逆説 試し読み フォロー マンアライヴ 試し読み フォロー 1~13件目 / 13件<<<1・・・・・・・・・>>> G・K・チェスタトンの作品をすべて見る
ユーザーレビュー マンアライヴ G・K・チェスタトン / 南條竹則 チェスタトンはブラウン神父しか知らなかったが、こんな作品もあったのか。 目眩く展開に圧倒されながらもどこか心地よい風が強く吹いている感じで読んだ。風の描写があったから、それがとても目に浮かぶものだったから、嵐の高揚感、黄昏前の開放感、子供っぽさ、そういうものを呼び起こしたせいかもしれない。 久しぶ...続きを読むりに引き込まれる文を読んだ。 Posted by ブクログ ブラウン神父の童心 G・K・チェスタトン / 中村保男 とんだ惚け神父に違いない、と読者が思わざるを得ない描写から始まるブラウン神父のお話。お団子のような外見とは裏腹に、実に論理的で明快・鋭い観察眼は後のアガサ・クリスティのポワロやミス・マープルのように人物の見た目と反する意外なほどの知性を持った名探偵……そういうスタイルがある。愛着を持て、人間味溢れる...続きを読むキャラクターだとブラウン神父はいえる。 書籍としての構成の妙も、この本にはある。私と同じように全くの初見で読む人は、ワトスン役とモリアーティ役が誰なのか考えながら読むと大変悔しい思いをする。というかしてほしい。とっくの昔に亡くなっている作者に笑いながら石を投げつけたくなる構成です。初見だけの楽しみですね。すごくワクワクしたし、してやられた!という気持ちになる。 作者はとにかく捻くれていると読みながら感じる。皮肉を言わないと死ぬ病だとしかおもえないほど全編皮肉、ブラックユーモアばかりで楽しい。一番お気に入りをひとつ引用しておく。 p219 『サラディン公の罪』 ボートはかろうじて二人が楽に乗れる大きさで、他には必要品を容れる余地しかなかったが、フランボウはその余地を、彼独自の哲学が必要とみなした品々で満たした。つまるところ、それは四つの必需品に帰着した。 鮭の罐詰ーーこれはものを食べたくなったときの用意。 装填した拳銃ーーこれは射ちたくなったときの準備。 ブランデーが一本ーーこれはおそらく失神した場合に備えて。 そして最後に神父が一名ーー察するにこれは死ぬ場合に対処してのことだろう。 Posted by ブクログ ブラウン神父の秘密 G・K・チェスタトン / 中村保男 ブラウン神父が過去の話をしていくという短編集で最後はフラウボーが締める。トリック全開な第3短編集と比較すると穏当であるがその分話の世界に入りやすかった。構成の工夫の結果なのかクオリティは保たれている印象。 個人的に思った事でファンの方には申し訳ないけど、フラウボーが相棒的ポジションから外れ話毎に登場...続きを読む人物が変わるというのは斬新であるがブラウン神父自体が謎めきすぎていて間抜けな風貌とは裏腹にシャーロック・ホームズほど親しみを持てない気もする。 Posted by ブクログ ブラウン神父の童心 G・K・チェスタトン / 中村保男 見た目は冴えないが、悪や犯罪に対して鋭い観察力・深い洞察力を持ったブラウン神父が事件を解決していく連作12篇。収録作は以下のとおり。 青い十字架 秘密の庭 奇妙な足音 飛ぶ星 見えない男 イズレイル・ガウの誉れ 狂った形 サラディン公の罪 神の鉄槌 アポロ...続きを読むの眼 折れた剣 三つの兇器 思い込みや“心理的に見えない人”が解決の鍵となる「奇妙な足音」と「見えない男」がおもしろかった。名探偵が真相をなかなか明かさない点は古今東西共通らしい。まだ色々と定まっていなかった為か、ブラウン神父の容姿以外の設定がブレブレだった。 Posted by ブクログ ブラウン神父の童心 G・K・チェスタトン / 中村保男 修飾が多いが物語の骨格はシンプルでわかりやすいし謎に魅力がある。完成度が高い。トリックがシンプルなのもわかりやすくていい。 探偵のブラウン神父に魅力はない。フランボウの方がいい。 Posted by ブクログ G・K・チェスタトンのレビューをもっと見る