第6回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。
和服(着物)と主人公・八重の過去に纏わる謎解き。日常の謎の連作短編ミステリー。
ハヤカワ文庫かつアガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作となると、お堅い小説を想像したけれど、書影から受ける印象通りの作品でした。(ライト文芸にあたるのでしょうか?)
最初の2話
...続きを読むは着物(和装)に関わる謎解き。3話目から主人公・八重の過去の謎に踏み込んでいく展開で、この辺りからページをめくる手が止まらなくなりました。
琥珀さんのキャラクター、最初に思っていたものから、どんどんズレていった気がします。割とさらっとした性格かと思ってましたが、一途というか…。
着物に関する蘊蓄が満載。
和装の知識がないので、ちょっと調べてみたくなりました。(特に着物の柄)
面白かったので、続編も読んでみようと思います。