元アメリカ海軍士官の著者2人が書いた壮大なフィクションアドベンチャー。
舞台は極東アジアの中国・日本・北朝鮮・そしてアメリカ太平洋艦隊。
ある凄腕テロリストが北朝鮮に潜伏し、影の仕事を請け負っていた。
そんな彼にある仕事が舞い込む。
それは、極東地域の緊張を高めて軍拡させること。
その仕事を彼は快
...続きを読む諾したが、その心のうちには更なる大きなプランがあった。
とは言え、それはどこかの都市に爆弾を仕掛けることでも細菌をばらまくことでもない。
それはサイバーハッキングにより中国人民解放軍軍、日本国自衛隊、アメリカ第七艦隊の指揮系統を乗っ取り、互いに攻撃命令を出して、戦争を巻き起こす事。
それに立ち向かうのはCYBERCOMの若き情報士官たち。
という、お話。
著者自身がアメリカ海軍士官で情報系の任務に就いていたこともあり、とてもリアルな作品になっている。
それにしても、パソコンの中での文字と数字の羅列が世界を惨禍に落とすなど、想像も出来ないが現実はそれに近付いているのは恐ろしいと思う。
一気読みしたくなる作品でした。