浅羽莢子の作品一覧

「浅羽莢子」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • おれの墓で踊れ
    魔法の豆缶を持った男の子を失った、混乱。
    カーリが指摘した、真実。
    ハルは、魔法の豆缶を持った男の子を愛するのではなく、バリー自身を愛さなければならなかったのだ。
    ハルが、ハルとして、ハル自身の足で、この先も生きていくために。
    だからハルは、バリーの墓の上で踊るのだ。
    誓いのために。バリーのために。...続きを読む
  • おれの墓で踊れ
    10代の頃から久しぶりに再読。表紙が派手になっていて驚く。

    主人公の一人称で、学生らしいけれん味溢れる文体なのだけど、比喩やエピソードが絶妙の位置に配置されていて、丁寧に描かれているのが窺える。
    当時は切ない恋愛描写に目が行っていたけど、今読むと本当の主題は恋愛ではなく、自分と対話する、人と向き合...続きを読む
  • おれの墓で踊れ
    映画を観る前に途中まで読んで放置していたのだが、
    文庫化されたことがなんだか嬉しくて
    読み直す。

    当たり前だろうけど…
    映画よりずっといい。

    ハルのバックグラウンドがよく分かるからかな。
    ヴォネガットが好きで、
    トールキンとその友だちの(ww)ルイスを馬鹿にしている。

    〈死〉に興味がある、取り...続きを読む
  • おれの墓で踊れ
    出来事や感情を小説のように書き出す事で、友人でありボーイフレンドの死を乗り越えようとする少年に、何度もうるうる…。
    また、情景描写がとても丁寧でした。知らない異国の地の物語ですが、あたかも自分も海辺の街で生まれ育ってきたかの様な気分にになれました。
    解説もとても良かったです。
    これは、映画も見てみた...続きを読む
  • おれの墓で踊れ
    痛い痛い、痛いわ〜!!グサグサに刺さる!!
    愛憎が入り混じる感じ!!
    ラストは前を向くけれど、現実はそんなに早く前は向けないよね。

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