作品一覧

  • ヤマケイ文庫 山棲みまんだら
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    1巻774円 (税込)
    ツチノコ、狐、山の怪・・・・・・。 昭和20年代、30年代の山里を舞台に繰り広げられる摩訶不思議な出来事や山人の暮らし。 『山釣り』、『新編 溪流物語』に続く、山本素石の著作ヤマケイ文庫化第3弾! 【目次】 第一章 ツチノコ幻談 ツチノコ談義/怪蛇襲来/ころがる・あたる/ツチノコ騒動/亀岡の五八寸/薬効あらたか“ゴハッスン”/ついに捕まったか/南半球のツチノコ/フィナーレ 第二章 山里夢幻 志明院の怪/狐井戸の由来/狐にやられた話/狐狩り異聞/なぜ化ける/口裂け女 第三章 山棲み遙か 原生林周辺の隠れ里/炭山の日々~居候の記、炭窯造り、山魚・湖魚/鈴鹿の樵夫/廃村茨川紀行~木地師元締の里、山家育ち、山中暦日なし、炉辺夜話
  • ヤマケイ文庫 新編 溪流物語
    4.0
    1巻783円 (税込)
    遠くなる昭和の山村風景を舞台に、詩情ゆたかな表現と独特のユーモアをもって、渓流釣り文学に挑んだ山本素石。 旅情あふれる珠玉の釣り随筆。 その著書のなかでも傑作として名高い『釣山河』、『遙かなる山釣り』、『釣影』、『溪流物語』に収録された作品より25篇を厳選。 「山釣り逍遥」、「渓魚爛漫」、「釣師繚乱」の3章に新編集し、まとめあげた一冊。 旅情あふれる珠玉の釣り随筆がここにある。
  • 逃げろツチノコ
    4.0
    夢とロマンにあふれたツチノコ探索記の傑作が、40年以上のときを経て、大人気「黒本」シリーズ(「黒部の山賊」「山怪」等)の装丁を纏い、待望の復刊! 昭和40年代に日本中の話題をさらった幻の珍獣ツチノコ。 ツチノコはきっといると信じる著者・山本素石が、同志たちを引き連れ日本津々浦々を駆けめぐる様子を描く、ユーモアたっぷりの怪蛇探索記。 巻頭には、素石率いるノータリンクラブの活動をモチーフに小説『すべってころんで』(朝日新聞連載)を執筆した田辺聖子氏がツチノコ愛にあふれた一文を寄せる。 また、黒本版復刻に際し、月刊『ムー』編集長の三上丈晴氏が特別に解説文を執筆している。
  • ヤマケイ文庫 山釣り
    4.0
    大人の釣り人を満足させる山本素石 珠玉のエッセイ。野人の風貌をもって、渓流釣り文学に挑んだ、山本素石。その最高傑作集を復刻。 釣りは文学化しうるということを、釣り師側から決定的に証明した山本素石。 今西錦司に愛され、開高健をうならせた、その作品群を「山中漂泊」、「異界草紙」、「辺境異聞」、「山人挽歌」の4テーマに分け、28篇を厳選、傑作集として編纂した1冊。 昭和中期の溪流風景から山びとの暮らしまでが見える名釣りエッセイの数々をはじめ、ネズミのてんぷらをエサにし、狐や狸に大アマゴを持ってこさせようとする痛快エッセイ「ねずてん物語序説」、そして「ころがる・あたる」など十八番のツチノコ物語も収録。 山本素石の生涯が知れる熊谷栄三郎氏のあとがきは、興味深いだけでなく、資料性がとても高い。 ※本書は1992年に朔風社より『山釣り・山本素石傑作集』として刊行されたものの最新復刻版です。
  • ヤマケイ文庫 山釣り

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    著者にとって山野秋邨先生との旅は本当にかけがえのないものだったんだな、ということがよく分かり、またその秋邨先生の生き方そのものがとても魅力的に描かれる"I 山中漂白"、黒本の「山怪」シリーズを引き合いに出すまでもなく、古来、山に付き物の怪異について、著者の得意とするツチノコを絡めて綴られた"II 異界草子"、そして猥談をギミックに描かれる山の夜を入口に、"みちのくの佳人"まで旅情たっぷりで滑らかに連なっていく"III 辺境異聞"。
    ここまででも既に名作揃いと言って差し支えない珠玉の紀行随筆集だが、真骨頂は最終章の&

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    2022年02月26日
  • 逃げろツチノコ

    Posted by ブクログ

    昭和40年代、一大ブームを巻き起こしたツチノコ騒動。その先駆者である山本素石(本名・山本幹二)氏のツチノコ探索顛末記、といった感じの本。もともと著者は、山村探訪・渓流釣りにまつわるエッセイや紀行文を数多く発表していた人なので、とても読みやすい文章になっている。幻の蛇(?)・ツチノコにこんなに情熱を持っている人がいたことに感動した。巻末に収録されている月刊『ムー』編集長・三上丈晴氏の解説も良い。

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    2022年02月21日
  • ヤマケイ文庫 山釣り

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    20170824 民俗学者で釣り好きな人の本と思って読んでいた。本人の職業は何であっても、心にすっと入ってくる文章が書けることが作家なのだと思う。
    その意味で良い本と作者に会えたと思いました。
    何となく西丸震哉さんを思い出した。

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    2017年08月24日
  • ヤマケイ文庫 新編 溪流物語

    Posted by ブクログ

    渓流釣りにまつわるエピソードや、渓流に住まう魚の話が愛情たっぷりに記されたエッセー集。
    すてきな感性で描かれた情景は、静謐な渓流の音や匂いをも呼び覚ます。

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    2017年05月03日
  • 逃げろツチノコ

    Posted by ブクログ

    1973年刊の同書を底本としている。
    今や「ツチノコ」という言葉は、もはや懐かしいロマンとどこか滑稽さを感じさせるものとなっている気がするのだけど、むしろそれに惹かれて読んでみた。
    これは……ツチノコは、いるな。
    ツチノコ、槌ノ子、ヨコヅチ、バチヘビ、コロ、ゴハッスン…、様々な名称で呼ばれ、実際に遭遇した人びとが各地にいる。
    これはいるだろう。
    ただ最後に、大きくなりすぎたツチノコブームに嫌気がさし、『逃げろツチノコ』と書名をつけた著者からは、ツチノコはあくまでロマンである、という思いも感じられる。
    ううむ…と突然の夢落ちを告げられたような諦めきれない思いが残ったが、最後の月刊『ムー』編集長の

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    2017年01月11日

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