「今の十和子さんが一番好き♥」
世間いうところのアラサー、アラフォー、アラフィフを通り越して、アラフィフと名乗るのには憚れる年齢になってきた私は、次は何になるの?とずっと疑問を抱いていました。その答えは「アラ還(アラウンド還暦)」だったのですね。
さて、50代半ばを過ぎた君島十和子さんは、読者の私
...続きを読むたちを「そんな年だったの~」と驚かせるためか、「十和子さんも同じ還暦間近なのね~」と安心させるためなのか、ご自身の年齢のサバを読んで「アラ還」としています。
私が30~40代の頃は、憧れの的だった十和子さんを真似て、「巻き髪」に「リボン」がついたバッグや服でデパートを徘徊してました。たまにデパートのイベントなどに出演されたときなんて、十和子さんには程遠い「巻き髪おリボン女子」がデパート中に溢れかえってました。
当時の十和子さんは正統派でちょっと近づきにくい感じで、遠くから眺めるだけのお姫様みたいな感じでした。
でも、ここ数年前からは、かなりイメージが変わって、以前よりかなりサバサバして、ビジネスウーマンぽくなりました。これまで見られなかったキャラを露出したりして、親近感を感じます(それでも、まだまだ遠い存在ですが・・・)。
夫の君島家のブランドは2000年代に全て閉店に追い込まれ、彼女が立ち上げた化粧品ブランドがご夫婦のメインの事業となっているようです。
もちろん、商品開発から広告塔に至るまで、十和子さんは血のにじむような努力をされています。これまで、色々な苦境を乗り越えてきたのだと推測できます。
本書を読んで、逃げ出すことなく、常に前進し続ける十和子さんのことが好きになりました。