押野素子の作品一覧
「押野素子」の「シスタ・ラップ・バイブル ヒップホップを作った100人の女性」「バットマン:アーカム・アサイラム[増補改訂版]」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「押野素子」の「シスタ・ラップ・バイブル ヒップホップを作った100人の女性」「バットマン:アーカム・アサイラム[増補改訂版]」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
重い一冊。翻訳がとても良い。元のテキストがあっさりしてるのか、そこに余計な肉付けをしないで詩のように美しく書かれている。
美術学校に入るが、ハイレベルの教室に入ってしまい変更したいが断られるという描写もとても良い。すごくあっさりしているんだけど、絶望感が伝わった。
その後彼女は必死で版画の技術を磨き、作品発表の日も寝過ごして遅刻をしてしまう(なんで、、)が、講師が温かく発表の機会を与えてくれる。
物事が怒涛のように描写され、ついていくのがやっとの読書体験だった。
「事件の日に何を食べたかなんて関係ある?」とふとキレる描写も良かった。著者は常に考えて、怒って、それをテキストや作品で表現してお
Posted by ブクログ
性犯罪は軽くみられすぎだと思う。肉体だけではない、精神へのダメージの深さを、加害者だけではなく、全ての人が理解しようとしなければならないと思う。そして、加害は直接被害にあった人にだけなされたものではない。対象となりうる全ての人にダメージを与える行為だ。
そして、被害者が守られ助けられることはなく、落ち度があったかのように揶揄され、傷を何度も晒さなければならないなんて、おかしくない?
彼女の3年間の(司法による正義を勝ち取るまで、なんて時間がかかるんだろう)記録は、混乱から始まり、挫けそうになりながら、損なわれた自分を取り戻そうとする闘いの記録だ。彼女のようには語ることができない人たちがたくさん