菜根譚
人間の一生は、後半の人生をどう生きるかで決まるのだ。
天が幸福を授けてくれないなら、自分を磨いて幸福を得よう。
天が肉体を苦しめるなら、精神を楽にして苦しみを減らそう。
恩返しなど期待できない相手のためにこそ、恩を施すべきだ。
大切なのは、耐える力を身に付け、辛抱強く生きていくことだ。
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太陽が地平線に沈んだ後でも、空は夕焼けで美しく輝く。晩年になっても、気力を充実させれば、さらなる飛躍を遂げることができる。
早熟は晩成にはかなわない。
常に死を意識し、病気になったときのことを考えながら暮らしていけば、色欲や物欲、名誉欲といったものに惑わされることなく、人としての正しい生き方をすることができる。
立派な人物とは
小さなことにも手を抜かない
人が見ていようがいまいが、悪いことはしない
失意のどん底でも決して投げやりにならない