茶谷誠一の作品一覧

「茶谷誠一」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 象徴天皇制の成立 昭和天皇と宮中の「葛藤」
     敗戦後の占領期における天皇制・皇室・宮中の変容を、GHQ、日本政府、昭和天皇・側近の三者の対抗関係の分析を通して実証的に明らかにしている。国民主権で君主の国政関与機能を規制している日本国憲法と、議会政治の下で君主が国政に関する報告や相談を受ける英国流立憲君主制の相違を前提に、後者を志向する昭和天皇...続きを読む
  • 宮中からみる日本近代史
    現代の日本と当時の日本との政治構造を比較した場合、もっとも異なる点は「宮中」と「軍部」という組織の有無である。当時の宮中と軍部は、現在の宮内庁や自衛隊とは比較にならないほどの権限を保持し、国家機関のなかでも際立つ存在感を放っていた。天皇と側近の政治的意思とは(2012年刊)
    ・第一章 近代国家の建設...続きを読む
  • 宮中からみる日本近代史
     歴史というものは、教科書を読んでもよくわからないと思っていた。
     おきた出来事はよくわかるのだが、その持つ意味はなかなかわかるものではない。
     本書は、明治期から昭和戦前期においての「宮中」を扱っているが、本書を読んで当時の政治風景がよくわかる思いがした。
     現在ではすでになくなっている「元老」や...続きを読む
  • 宮中からみる日本近代史
    日本の近代政治史では「宮中」という勢力がしばしば登場するが、本書では明治維新後における宮中勢力の成り立ちから大正・昭和にかけての変容について述べられている。内閣や軍部といった各機関が多元的に行動してまとまりを欠くなか、天皇の「側近」がどのような政治意思で行動したのか、時代に沿って論じられている点は興...続きを読む
  • 宮中からみる日本近代史
    近代史は苦手なので、この本の善し悪しは分からないけど、宮内大臣と内大臣の権能が丁寧に解説されていて、興味深い。
    言及はされていないが、読んでいると現在の皇室や一般の国民をとりまく環境についても考えさせられた。

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!