ユーザーレビュー ウォールデン 森の生活 上 ヘンリーD・ソロー / 今泉吉晴 心に、まさに今の自分にとても響く内容だった。 ここ最近で一番スッと心にしみた本。 近いうちにもう一度じっくり読み込みたい。 以下、心に残った内容。 長期にわたる過酷な労働環境は、人の精神的自由を奪い、人間性の成長を妨げている。 心が自由でなければ、「人は見ても見えず、聞いても聞こえず、食べても味わ...続きを読むえない」(曾子) ソローが森の中で強烈な孤独感におそわれた時、全てに平等である自然の大らかな温かさに気づく。鳥や花といった自然物も人間のパートナーとなり得ると悟った。 大自然が磨き上げた水と新鮮な空気さえあれば、心地よくいられる。自然との深いつながりがもたらす深い充足感を大切に。 「この生活スタイルしかできない」などと型にはめ込み窮屈に生き方をしないように。 自分にとって本当に必要な物を見極め、それに必要な最低限の物資と資金を得る手段を逆算すればよい。 「簡素に簡素にさらに簡素に。」 普段の生活をシンプルにし、抱える問題の数を減らしておくこと。問題を減らすことで、自分の頭が正しく働く状態をつくる。シンプルに質高く。 シンプルに賢く生きる。 問題解決はひき算で考える。 何事にも感覚ではなく数学的アプローチで。 Posted by ブクログ ウォールデン 森の生活 下 ヘンリーD・ソロー / 今泉吉晴 名著です。何か、『隠遁生活のススメ』みたいな捉え方をされている向きもありますが、ソロー自身が 『僕が森に行ったのは、思慮深く生き、人生で最も大事なことだけに向き合い、人生が僕に教えようとするものを僕が学びとれるかどうか、また死に臨んだときに、自分が本当に生きたと言えるのかどうかを、確かめるためだっ...続きを読むた。』 と、本書で述べており、決して厭世思想ではありません。積極的に生きるための哲学として読まれることをおすすめします。 Posted by ブクログ ウォールデン 森の生活 上 ヘンリーD・ソロー / 今泉吉晴 名著です。何か、『隠遁生活のススメ』みたいな捉え方をされている向きもありますが、ソロー自身が 『僕が森に行ったのは、思慮深く生き、人生で最も大事なことだけに向き合い、人生が僕に教えようとするものを僕が学びとれるかどうか、また死に臨んだときに、自分が本当に生きたと言えるのかどうかを、確かめるためだっ...続きを読むた。』 と、本書で述べており、決して厭世思想ではありません。積極的に生きるための哲学として読まれることをおすすめします。 Posted by ブクログ ウォールデン 森の生活 上 ヘンリーD・ソロー / 今泉吉晴 宇野重規推薦 大自然の中で暮らし、思考を鍛える。 黒人奴隷制度、帝国主義に反発し、納税を拒否。 静けさ。 小学館文庫が読みやすい。 文明を批判し、豊かな自然で暮らし、人生について考えた本。 “考える以外に何もしない時間を、生活の中に必ずもとう。” 自然の美しさと静寂を背景に描かれた、思考の記録。 Posted by ブクログ ウォールデン 森の生活 上 ヘンリーD・ソロー / 今泉吉晴 一度読むべき一冊!!! ともいえる名著だと思いました。 仕事はしなければ生活ができないと思い込んでいた 本当に必要なもの以上のことを求め、生きていくことに必死だった 目から鱗の一冊 生きるために必要最小限のことだけで生きていけば 世界から争いごとはなくなるのではないのかと思う 恐れを抱かせる神への...続きを読む信仰 特に信仰している神はないが、聖書(小説)を読んだときの違和感に合致した。 Posted by ブクログ ヘンリーD・ソローのレビューをもっと見る