ユーザーレビュー 快楽の効用 ──嗜好品をめぐるあれこれ 雑賀恵子 嗜好品、つまり無駄なものへの哀惜の詰まった本。質感のあるうまい文章がところどころに見えて、へたくそな小説を読むよりも、心が幾度か揺り動かされた。章立ても凝っていて興味深いのだが、調べたことを羅列しているだけで、言いたいことがやや不明瞭なのが難点。どんくさい生き方をしてきて人なのかしら、と、何か親近感...続きを読むが湧く。いずれにしても、今だこういう書き手が存在するということはとても貴重なことだ。 Posted by ブクログ 快楽の効用 ──嗜好品をめぐるあれこれ 雑賀恵子 快楽の効用という題名に引かれて購入 飲酒や喫煙といった嗜好品が、人間にとってどのような意味があるのか。 漫画「バーテンダー」ででてきた言葉「健康には悪くても、精神にとってはいいものだ」を思い出しながら読んだ。 飲酒についての言及はなかったが、嗜好品についてもやもや存在していた考えが、うまく言語化...続きを読むされていて、読んだ後すっきり納得することができた。 Posted by ブクログ 快楽の効用 ──嗜好品をめぐるあれこれ 雑賀恵子 色んな快楽物質や嗜好品について書いた一冊。 学術的なことも書いてあるけれど、著者のエッセイという感じがした。 Posted by ブクログ 快楽の効用 ──嗜好品をめぐるあれこれ 雑賀恵子 タバコとか砂糖とか。鹿島先生あたりを連想させる博識エッセイ。強い主張や斬新な知見があるわけではないが、わりと楽しめる。基本的に文学の人なんだと思う。 Posted by ブクログ 雑賀恵子のレビューをもっと見る