60歳を機に日本テレビを退社した著者が、これまでの企画について語ったもの。肩ひじ張らない自然体の仕事スタイルです。
奴隷同士がお互いに首を絞め合う残業チキンレース、不機嫌な職場から離脱するための解法が窺えます。
◯正直言うと、企画書にはウソばっかり書いてました(笑)。まぁこれは後付けですが、企
...続きを読む画書通りのことをやって当たった番組なんてありません。
企画書なんてものは単なる通行手形。企画を通すための手続きにすぎません。それを今の若い連中はあまりわかっていないようです。企画書の向こう側を見る力が圧倒的に低いと感じることがままあります。
◯部下とか同僚と飲みにいっても、実は仕事の話だったら、「仕事の話なら帰るよ、オレは」と一切しない。仕事の話といっても、そういうところまで行ってしなければならない話なんて、だいたいはトラブルみたいなことですから、まったく楽しくありません。
◯僕もヘイポーも、特にヘイポーはですけど、仕事大嫌いですから(笑)。ましてや会議なんて、大嫌いの極致です。
みんな、そういう場で真剣に考えないと決まらないと思っているのでしょうか。ボクの場合、一時間を過ぎたぐらいから「もうなんも思い付かないわ」と完全に頭真っ白の状態になりますが、結局、先輩方も皆さん同じなんですよね。それで、その先は仕事とは関係ない雑談にどんどんなっていくだけ。一兵卒のボクらとしては、「え、これも付き合うの?」みたいにウンザリしてます。