先日読んだ「予想どおりに不合理」に続いて、
行動経済学をもう少し深めたく読みました。
こちらは日本の著者なので、読みやすさを期待してました。
が、しかしこちらの方が読みにくいという恐ろしいことに。
しかも別に日本のカルチャーはあんまり関係なかったし。
とは言え、内容としては面白かったです。
肥満
...続きを読む、ギャンブル、借金などをサンプル分析から
そういった性向を持った人である確率が高いとして、
そういう人がなぜそういう行動をとるのか、
という点を明らかにしてくれます。
惜しむらくはわかりづらい。
ただ、最終的にリバタリアンパターナリズムという
考え方が提示されるあたりはワクワクして読めました。
任意的選択を与える際に、先にバイアスをかけることで、
正しいと思われる選択に導く、ということを
為政者などが行うというものですが、
これは今後の社会にとっては、大事だろうなぁと思います。
ただ、その為政者に理性があることが大前提ですし、
あまりにやりすぎるのは少し怖いのですが。
そんな本でした。