山際康之の作品一覧

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作品一覧

2024/04/10更新

ユーザーレビュー

  • プロ野球オーナーたちの日米開戦
    正力松太郎、小林一三と有馬頼寧。3名のオーナーの視点からの、戦争に巻き込まれていく草創期のプロ野球。

    前者の巨人、阪急のお二人はあまりにも有名だろう。本書は実質セネタースのオーナーだった有馬頼寧伯爵が主役。華族としてプロ野球の黎明期、断りきれず関わった球団。貴族院議員の有馬に因んたセネタース。

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  • 兵隊になった沢村栄治 ──戦時下職業野球連盟の偽装工作
    沢村栄治といえば、「昔、大活躍したが、戦争で亡くなった投手」くらいしか知らなかったのですが、3度も出兵していたとは…。戦争で投手としての腕を見込まれ、手榴弾を投げ続けたことにより肩を痛め、軍隊生活により心身ともに兵隊として作り変えられたことにより、野球に復帰後は以前の豪速球は見られなくなり、成績不振...続きを読む
  • 兵隊になった沢村栄治 ──戦時下職業野球連盟の偽装工作
     「××の××さん、召集令状が参りました。直ちにおうちへお帰りください」
     戦時中、プロ野球の試合を中断して競技場に響いたアナウンスだそうだ。戦争に関する本を読むといつも思うことだが、戦争は必ず、予想不能の事態を引き起こす。例えば第二次大戦末期、兵士用の毛皮の足しにするため、家で飼っている猫と犬は強...続きを読む
  • 兵隊になった沢村栄治 ──戦時下職業野球連盟の偽装工作
    昭和9年、ベーブ・ルースを中心とする全米野球チームを相手に孤軍奮闘した17歳の日本人投手、沢村栄治。将来、日本球界を背負うはずだった彼だが、3度の徴兵を受け、その才能をすり減らしたまま戦死する。本書はそんな悲劇のヒーローである沢村の生涯を中心として、戦時下の日本野球連盟が日本野球を守るためにどのよう...続きを読む
  • 兵隊になった沢村栄治 ──戦時下職業野球連盟の偽装工作
     沢村栄治の軍隊時代の評伝を彷彿とさせる表題だが、そうではなく、1936年から1945年の戦前・戦時期における日本プロ野球(当時は「職業野球」)の戦争協力と協力を偽装した「抵抗」を、職業野球連盟の動向を軸に描いたノンフィクションである。沢村をはじめとする選手よりも連盟の理事らの動きがメインなので、沢...続きを読む

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