運転中に携帯電話でメールをやり取りすることの危険性を主題とし、2006年、Utahで実際に起きた事故を中心に、実験データから法整備の問題まで、広く描かれる。
事故を起こした人物が、当初のメール否認から、裁判での研究者の証言から自分のしたことの意味を理解し、行為の危険性を周知するため伝道の如く活動する
...続きを読むようになる変化が劇的。
携帯電話による通話の事故率が酩酊 (血中アルコール濃度 0.08%) と同程度、メールの場合はその1.5倍というデータがあった (2008法廷証言)。
通話に限ったとして、ハンズフリーにより事故率は下がらない。本質は通話であって、操作ではない。
さらに、Siriのような音声指示が通話以上に危険というデータが2013に得られている。
一方、米運輸省は2003に運転中のマルチタスクが危険だという研究結果と、携帯電話使用による事故数と死者数の推計値を得ていながら隠蔽した事実もある。
Utahでは、上記の事故の加害者の心情吐露の効果もあって運転中のメールを禁止する法が成立した。禁止法を持つ州は増えているが、抜け道のあるものが多いし、法執行の難しさという問題もある。
課題が投げかけられている。