◯目的
現職が主に広告主・代理店向けにテレビ広告
出稿をサポートするようなサービスを取り扱っているが、広告主との課題としてデジタルも含めた最適化の話が多いため、アドテクノロジーの観点からデジタル領域に関する知識も獲得したいため。
◯感想
デジタル広告の歴史や計測方法、プレイヤー、市場の今後などが網
...続きを読む羅的にまとめられた書籍。
個人的には広告主と計測面で会話をすることが多いため、クロスメディアでの計測を行う方法や、CVへの寄与度を測るアトリビューション分析は普段業務で扱わない部分なので学びになった。
広告の測定は全てログを用いた計測ができれば最も良いが、メディアのカバレッジやサンプルサイズとトレードオフになってくるため、アンケートとログを組み合わせて妥当性とカバレッジの妥協点を見つけて計測をすることが現状は最適だという感想。
業務で必要な知識としては得られたが、2016年時点の情報のため、正直なところアドテクを知るための最初の書籍としては選択を誤った…
◯メモ
・アドネットワークの始まり
広告主
┠個別のメディア選定・出稿に工数がかかる
┗メディアごとに提供されるレポートが異なるため効果測定に問題
メディア
┠広告枠販売の営業コスト
┗広告在庫のマネタイズ化
P9 行動ターゲティング広告の図
P15 DSPを使った広告配信の図
アトリビューション分析の成果配分モデル
・終点モデル
┗最後のタッチポイントだけをCVの要因とする
・起点モデル
┗最初のタッチポイントだけをCVの要因とする
・線形モデル
┗全てのタッチポイントを均等評価
・接点ベースモデル
┗最初途中最後のタッチポイントの重要度を変える(最初と最後が高く評価される)
・減衰モデル
┗CVに近いタッチポイントをより高く評価
アドベリフィケーションは広告主のブランド価値を守る役割があるものの完全に解決することは不可能に等しい。
とは言えDSPによる効率的な広告配信は必須。
→アドベリフィケーションの「良くない広告枠を見つけて配信対象から除外する」という仕組みとは逆の「良い広告枠を集めてマーケットをつくる」というPMPが登場
CV目的であれ、ブランディング目的であれ広告の効果測定の際は、ログベースで接触非接触者のプレポスで調査をかけて測ることが最も納得感がある。
p100 ダイレクトレスポンス広告とブランディング広告の違い
p102〜ブランディング広告の効果測定方法である従来型リサーチとインバナーサーベイ、リードバナーアンケートの特徴と違い
リサーチ企業の課題
・広告主の内製化