わたしは幼い頃から、がんが怖かった。
物心ついた時に祖父をがんで亡くし、
祖母もがんになった。
祖母は完治したけど、その一報を受けた母が、
私たちに見せたこともない涙を人目もはばからず泣いていたのが未だに衝撃的だったからも大きいんだと思う。
メディアやインターネットでもがんは怖い病気の代名詞として
...続きを読む、闘病についてや死亡率などの数字が載っていて、
避けようとしても目に入ってしまうのもあり、
とにかく怖かった。
とはいえ、この本の冒頭を読んで思ったのは、
「わたしは、がんについて詳しく何も知らない」という事実。
なので、がんって何なの??
というところから分かりやすく説明してくれるこの本はとても寄り添ってくれる優しさがあるなと思った。
まさか、遺伝子のコピーミスなんて…
自分の細胞だから治療するのがほかの病気と違って難しいだなんて、想像もしなかった。
他にもがんにならないために、がんになった時のために…。
とにかく知識をたくさんつけて、
どんな時も諦めずにポジティブに前向きに生きることを見失わない。
この本からはそんなパワーを感じました。
魚のお焦げの噂、あれ昭和世代はみんな信じてると思う…。