作品一覧
-
3.8
ユーザーレビュー
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ母がこの病気だった。私が生まれた時から入退院を繰り返すほどの症状だったけれど、子供の私はそんな母のことなんてさっぱり分からなかった。ろくに家事もせず寝てばかりで、子供の事にはあまり関心がなく自分だけの世界。突然情緒不安定になったりゲームセンターでお金を使い込んだり。そんな母を軽蔑していたし、母親っていうのはそういうものなんだと、諦めて自分の感情を圧し殺していた。
大人になって、人とコミュニケーションをとるのに何か違和感のある自分がいた。自分ではその違和感の正体が分からずずっともやもやしていたけれど、何気なく母の話をしていた時に、私のもやもやの原因の一部が母の病気にあるんじゃないかと指摘する人 -
-
Posted by ブクログ
あくまで医療専門家ではない当事者の体験談
同意できない点も少なくない(ex.勝手に徹夜、減薬のコントロール)ものの、
双極の書籍自体が少ない状況で、学術書以外の幅を持たせようという出版社の意欲は感じられる。
◆気になった点
?薬物躁転
著者も、よくある、長期の別疾患の診断(うつ病)→抗うつ剤(パキシル等)→薬物躁転
と病状が悪化するサイクルを辿ったという。
よく、都市伝説的に語られる「薬物躁転」は、どれほどの効果があるものなのか?
よい解説に出会っていない。
効果が一生もの(躁うつサイクル発現)だとすれば、双極持ちはうつ病診断からまず入るので、薬物躁転→病状悪化となる確率が高いはずだが、そ