アップル日本法人元社長の自己啓発本.職場の上司に薦められた.
著者は大学を出てからIBMに技術者として入社し,日本ケイデンス,EMCジャパン,オラクルと渡り歩いてきたそう.ジョブズやクックとのエピソードを交えつつ,世界で戦うために必要なことを説いている.実体験に基づいて書かれており,納得感を持って読
...続きを読むみ進めることができる.
本書の順番とはずれるが,参考になった内容を自身の解釈で簡単にメモ.
■世界を変える
・飽くなき好奇心,現状に満足しない
★当事者意識(使命感)を持つ
★How toを学ぶばかりでなく,Whyを繰り返す(思考力をつける)
・過去の成功は捨て,変化し続ける
・問題を発明する(潜在課題の形成)
■グローバルスタンダードのコミュニケーション
・相手と向き合う覚悟を持って会話する
・プレゼンスキル=聴衆との対話
★決断力(瞬断)とそれを支える情報量,語学力
・有言実行(コミットメント)
※日本基準・・・質疑応答時の静まり,メールの多用,不言実行
■仕事の進め方
・タスクの優先順位付け,選択と集中
・判断軸はシンプルに,王道は最大の近道(易きに流れず)
・朝型になる(準備万端の状態で一日を迎える)
■組織を動かす
・愛嬌(穴をつくる),笑顔で味方を増やす
特に今の自身にとって重要と考えるのが★.
社会人4年目も終わりに近づいてきて,言われたことをやるだけでなく自ら課題形成することが求められている.そのためには当事者意識とwhyの思考パターンが大切.大企業の従業員ほど当事者意識は希薄になりがち.事業環境を自分化して捉えて課題形成し,与えられた自身の役割に照らしてwhyを繰り返し真因を突き詰めることで課題解決する.
仕事の進め方はどれもそれなりにできているように思う.特に直近で鍛えるべきは語学力かな.自信を持ってコミュニケーションして自分の考え方を伝えるためにも土台を固めることがやはり重要.戦う土俵に上げてもらえない.