ブルース・チャトウィンの作品一覧

「ブルース・チャトウィン」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • パタゴニア
    祖母のプロントサウルスの獣皮と
    一角獣の寓話から始まるエッセイ

    難攻不落な構成は
    波乱に満ちた作者の人生に似ている

    南米最南端を形成した
    喧喧囂囂なアウトローたちと
    その文明の衝突

    どこかで誰かと
    繋がっている様な…
    懐かしい親和性を覚えた
  • パタゴニア
    話が大分、広範囲に及んでいるので、ほんの一部しかついていけなかったのだが、大好きな映画の「明日に向かって撃て」のブッチとサンダンスの登場にはテンションが上がった。映画の中では大きな期待を持って向かった先がボリビアだった。(駅前は閑散としたど田舎だった)
    ボリビアからもう少し南下すればそこはそこはパタ...続きを読む
  • パタゴニア
    見渡すあらゆる地平にはるか遠く空を抱く純粋さを示す場所なのか、吹き荒ぶ凍りついた風が大地の岩に引っかき傷を作りながら突き刺さる太陽の痛みを記録する失われた場所なのか。
    ひととひとの単調に繰り返す営みに馴染めない者がやがて吹き溜まる場所なのか、ひとがひとらしく強さと弱さをそれぞれに見せながら生きる都会...続きを読む
  • ソングライン
    読み始めてしばらくは亡羊としてまさに蜃気楼のようにつかみどころが無かったが、やがてその思想や論理が、あたかも意図的に断片的に現されるストーリーとリンクするかのように確実に輪郭を結び、すさまじい意識変革を促してくる。社会、心理、政治、経済、そして哲学。およそいままで触れてきたすべての知性によって糊塗さ...続きを読む
  • ソングライン
    この本がイギリスで出版された1987年の翌年にブルースチャトウィンはAIDSで死んでいる。最初の著作「パタゴニア」を書くきっかけとなった旅には松尾芭蕉の「奥の細道」を持参したという彼の、オーストラリアの旅の記録。
    オーストラリアのアボリジニ達は、自らの土地にまつわる風景、地形、岩、樹などありとあらゆ...続きを読む

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